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XOOMをフォトビューワーとして使う

2011年9月8日 06:00
(太田亮三)

 携帯電話・スマートフォンのカメラは高性能化が著しく、最近では3D写真の撮影に対応するモデルなども登場している。一方、純粋なカメラとしては、デジタル一眼レフカメラに加えて、光学ファインダーの無い、レンズ交換可能な小型のデジタル一眼カメラの市場も広がっているようだ。「背景のボケた、かっこいい写真を撮ってみたい」といった意気込みとともに、デジタル一眼のような本格的なカメラを手にする人が筆者の周りでも増えている。

 XOOMのような大きなディスプレイを搭載した端末を持っていると、そのような本格的なカメラで撮った写真を、撮影現場や移動中にじっくりチェックしたい、という欲求にかられる。実際、XOOMを購入した当初から考えていたのだ。もっとも、XOOMに搭載される液晶ディスプレイの品質からすれば、iPadほど鮮やかな描画は期待できないものの、例えばピントやブレの具合を確認するとった用途であれば、大画面のメリットが出てくる。

 今回は、Wi-Fi機能を搭載したSDカード「Eye-Fi Pro X2」とEye-Fiアプリを活用し、以下のような一連の流れを作ってみた。

・デジタル一眼カメラなどで写真を撮影
・即座に、あるいは休息中にEye-FiのダイレクトモードでXOOMに写真を転送
・XOOMではアプリ(※後述)を利用し、大画面で写真をチェック
・XOOMでWi-Fiが利用できるエリアに着いたら、気に入った写真をSNSなどにアップ

 上記は3G回線を搭載しないXOOM固有の行動(?)も含まれているが、約10インチ、1280×800ドットの大画面でチェックできるのは、XOOMなどのタブレット端末ならではだ。筆者のようにパソコンの画面で確認しないと安心できない人間でも、これであれば外出先からパソコンなしで写真を投稿できる。

 Eye-Fiは今回の記事のキーアイテムで、カメラ(に搭載したEye-Fiカード)からスマートフォン・タブレットに直接、無線で画像を転送する「ダイレクトモード」を利用する。ダイレクトモードは、利用したことのある無線LANルーターの電波が届くエリアでは扱いが難しい印象で、屋外などWi-Fiの電波の届かないエリアで利用するのが基本となるだろう。利用方法については話が大きくそれるので、詳細は割愛する。

Eye-Fiのダイレクトモードで、カメラ→XOOMと写真を転送

 

 さて、XOOMで写真をチェック、という部分だが、実はここに少し問題があった。Android 3.xに標準搭載の写真ビューワーアプリ「ギャラリー」や、転送された写真を管理する「Eye-Fi」アプリでは、写真を等倍(ディスプレイ上における実際のサイズ)で表示できないのだ。「ギャラリー」アプリは、拡大すると等倍よりも大きく表示され、「Eye-Fi」アプリは拡大しても画像が引き伸ばされるだけで細部の確認には使えない。

 そこで、Androidマーケットから「QuickPic」というアプリをダウンロード(無料)した。このアプリなら、サムネイルをタップして写真全体を表示した後、タップ操作で「画面の横幅いっぱいに表示」→「等倍で表示」という順に拡大できる。ズームイン・ズームアウトボタンをタップすれば、もう少し細かい操作も可能だ。また、フルスクリーンモード時に最大輝度にするという設定もあり、写真を確認している間だけ輝度を上げられて便利。動作も軽快だ。

 希望をいえば、「詳細」で確認できる、Exifなどの情報を常時表示するモード(標準の「ギャラリー」アプリにはある)や、カラーバランスの傾向を液晶の品質に関係なく掴めるヒストグラム表示が欲しいところだが、まぁこれは贅沢を言い過ぎかもしれない。

ビューワーアプリ「QuickPic」 サムネイルをタップすると、画像全体を表示。最大輝度にする設定も
ダブルタップで「横幅いっぱい」→「等倍」と拡大表示が可能 サブメニューから選べる「詳細」ではExif情報などを確認できる