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1000円超の有料ホームアプリ「SPB Shell 3D」を試す

2011年9月22日 06:00
(日沼諭史)

 スマートフォンで有料アプリを購入するとき、数百円程度であれば抵抗感はそれほど大きくないものの、4桁の金額だとさすがに慎重にならざるを得ません。趣味のゲームアプリや、明らかにコンテンツに価値があると考えられる辞書アプリならばともかく、実利が伴うかどうか判断のつきにくいカスタマイズ系アプリ、それもホームアプリとなると、有料で、ましてや1000円を超えるとなれば購入を躊躇するのも無理はないといえるのではないでしょうか。

 そう考える一方で、それだけの金額なのだから期待してもいいはず、と思う気持ちがあるのも事実。3D CGでぐりぐり動く、ちょっぴり次世代を先取りできそうなインターフェイスとなれば、否応にも興味をそそられるわけです。そんなホームアプリが「SPB Shell 3D」。スクリーンショットやユーザーの評価コメントなどを読んだだけでは実際のところはわからない。やはり試してみないと、ということで、思い切って購入してみました。1199円なり。

スクリーン選択画面。画面をドラッグすることで回転させることができる

 アプリ名に“3D”の2文字が入っているとはいえ、ホーム画面が従来とそれほど異なるようには感じられません。初期状態のスクリーン数は5つで、それぞれに比較的大きめのウィジェットが配置されていたり、インストール済みアプリのアイコンなどがいくつか見えます。左右フリックによるスクリーンの切り替えはスムーズですが、かといって3Dっぽさをことさら強調するような演出があるわけでもないのです。

 ところが、ホーム画面の下部中央にあるボタンにタッチしたとたん、全スクリーンが環状に立ち並ぶ3D画面になめらかに遷移し、ようやく本領を発揮し始めます。ドラッグ操作で回転させて目的のスクリーンにタッチすればその画面にホームが切り替わる、いってみれば単なるスクリーン選択画面ですが、そのまま触れずに放っておけば、各スクリーン内に配置されているウィジェットをデモ風に3D CGでアニメーション表示してくれます。「SPB Shell 3D」で最も3D CGらしさを体感できるのはこの画面でしょう。また、ホーム画面の右下にあるアイコンにタッチするとドロワーが起動します。残念ながらアプリをカテゴリー分けするような機能はありません。ただ、そのアプリがホーム画面に配置済みかどうかがわかるマークや、iPhone風にアプリアイコンを選択するだけでアンインストールできる機能があり、必要なアプリと不要なアプリを選別するのに大変便利です。
数秒間放置するとデモ風に自動で3D CGアニメーションが表示される

 アプリ名から受ける印象で3D CGアニメーションのリッチさに期待しがちではありますが、実際のところは、専用の多彩なウィジェットが用意されていることがウリではないかと思われました。音量やWi-Fi、Bluetooth、エアプレーンモードなどのON/OFF切り替えウィジェットや、バッテリー残量、電波強度の表示といった各種ステータス確認ウィジェット、通話・メール履歴、時計・カレンダー、天気予報にFlickrのウィジェット、さらにはアプリのグルーピングが可能なウィジェットなどなど、さまざまな種類が用意されています。スクリーン数は最大16まで設定できるため、それらのウィジェットをフルに配置しても困ることはありません。たしかにAndroidマーケットで公開されている通常のウィジェットを寄せ集めれば同じような機能を実現できるとはいえ、ホームアプリにマッチしたグラフィカルなデザインで統一できるという“気持ちよさ”は、「SPB Shell 3D」ならではのものではないでしょうか。

 1199円も支払ったんだから、という貧乏性が影響していることは否定しませんが、前回の「GO ランチャー EX」と同様、カスタマイズしていくことでどんどん使いやすくなりそう、という予感は大いにあります。どちらをメインに使うべきか、しばらく悩む日々が続きそうです。
スクリーンの追加・削除も3D画面上で行える 専用ウィジェットの選択画面。どれもホームアプリのデザインにマッチしたものばかり
ホーム画面に配置した天気ウィジェット。雲や雨がリアルにアニメーション表示する 世界時計ウィジェットをタッチすると、回転する3D CGの地球が大きく表示される
時計ウィジェットのデザインは数十種類から選べる ドロワーではiPhone風にアプリアイコンを選択してアンインストール可能