ウィルコムのLIBERIOで料金節約

2011年12月16日 06:00
(石川温)

 NTTドコモが「Xiトーク24」を開始し、キャリア内定額が一般的になってきたが、それでもウィルコムの「だれとでも定額」の競争力は高い。なんと言っても、どのケータイキャリア、固定網にかけても定額の範囲内。1回10分までという制限はあるものの、月500回というのは超えそうにないので、かなり重宝して使ってきた。

 そんななか、ソフトバンク傘下になって、ようやく端末ラインナップもこの年末商戦から充実してきた感がある。これまではHybrid W-ZERO3の中に入っていたW-SIMを9(nine)に差し替えて使ってきたが、それも飽きてきたので、年末商戦モデルから新しいのを選んでみた。

 あれこれ迷った中から選んだのが京セラ「LIBERIO」。落ち着いたデザインでとにかくシンプルなのがいい。ビジネスマン向けで通話専用として割り切って使うのには申し分ない。通話専用ではあるが、画面の解像度もしっかりとしており、見やすい文字フォントになっているのが良かったりもする。他モデルでも気になる機種があったが、解像度が低く、一昔の機種のように見えてしまうのが残念だったりもした。LIBERIOはPHSとしては質感が高く、安っぽくないのがまたいい感じ。

 複数台のスマートフォンを持ち歩く中、ウィルコムは「通話専用」として使っている。しかも、相手がケータイだと相手の着信履歴に番号が残ってしまい、それだと、LIBERIOに電話がかかってくるので管理が面倒になったりする。そこでLIBERIOは「固定電話向けの発信専用」にしておき、電話がかかってこないようにしている。

 また、auとソフトバンクモバイルのスマートフォンの留守番電話を聞くのにもLIBERIOを使っている。スマートフォンやケータイの留守電は、ホワイトプランやプランZシンプルといったキャリア内定額プランであっても、定額の範囲ではなく発信ごとに通話料がかかっている。毎日のように留守番電話を確認していると、それだけでも結構な通話料金になる。そこで、留守番電話の確認は、ウィルコムから遠隔操作の番号にかけることで「だれとでも定額」の範囲内におさめて節約している。遠隔操作の番号だと、自分の電話番号と暗証番号を打ち込む必要があり、少し面倒なのだが、「だれとでも定額」の回線を持っているならオススメの使い方だ。