ARROWS X LTEで気づかされたAndroidの「ケータイ化」

2012年1月10日 10:55
(甲斐祐樹)
ARROWS X LTE F-05D。動作はさくさくで快適

 タブレット型や新OS試してみたさにちょいちょいとAndroidは購入していたものの、メインで利用しているAndroidは1年ほどずっとREGZA Phone T-01Cを愛用していました。ほぼ1年ぶりにメインで利用しているAndroidをARROWS Z LTEに衣替えしたら、たった1年でAndroidを取り巻く環境が変わっていることにあらためて気がつかされました。

 REGZA Phone T-01Cが発売されたばかりのころは、ドコモが本格的にAndroidの展開を始めたタイミングではありましたが、おサイフケータイ機能は搭載しているけれどサービスが出揃っていなかったり、ドコモのサービスもほとんどがAndroidには対応していなかったりと、「Androidをドコモが発売した」くらいの印象しかありませんでした。

 しかしARROWS X LTEを入手したタイミングでおサイフケータイ対応サービスを見直してみると、iD、Edy、Suica、nanacoといった電子マネー系、ビックカメラやヨドバシカメラなどの会員証系など、自分が携帯電話で普段使っているサービスはすべて対応済み。また、これまで富士通製の携帯電話に標準搭載されていた歩数計がARROWS X LTEにも搭載されていたり、マチキャラやiチャネルといった携帯電話向けサービスの対応も進んでおり、コンテンツや機能としては携帯電話と遜色がなくなってきました。

携帯電話で使っているおサイフケータイサービスはすべてAndroidに対応済み地味に愛用している歩数計機能も搭載

 今までは「おサイフケータイが使えない」「iコンシェルが使えない」という理由でAndroidだけでなく携帯電話も併用していたのですが、これだけ携帯電話並みの機能が充実しはじめており、iコンシェルも2012年3月に始まることを考えると、そろそろメイン端末としてAndroidを1台持ちしてもいいかも、という気になってきました。

 ただ最後の課題はやはりバッテリー。Xi対応で高速通信ができる反面、バッテリーの消費も激しくなっており、1日ずっと外出する時は別途バッテリーを用意しないとあっというまに電池切れに。あまり端末をいくつも持ち歩きたくはないなあと思いつつ、バッテリー消費が怖くてまだ1台持ちには踏み切れないのが正直なところ。ARROWS X LTEにもケース型のバッテリーがオプション発売されるといいのですが……。