JALマイルフォン版のARROWS Zを購入

2012年1月16日 06:00
(石川温)

 2010年のサービス開始当初から、気になっていながらも、なかなか手を出せていなかったのが「JALマイルフォン」だった。

 航空会社「JAL」のブランドを冠した携帯電話サービスで、携帯電話の利用料金に応じてJALマイルが貯まる、というのが最大の特徴。3000円未満では100円ごとに1マイルだが、3000~7999円の場合は100円ごとに3マイル。8000円以上の場合は100円ごとに5マイルが付与される。しかも、「JALカード」というクレジットカードで支払う場合には、100円ごとに最大2マイルが追加で付与される。つまり、8000円以上をJALカードで支払えば、100円ごとに7マイルが付与されるという。マイルを貯めたい「マイラー」にとっては本当にありがたいサービスだったりするのだ。

 運営しているのはKDDI。かつては別会社が運営主体だったが、経営難に陥り、KDDIに移管された。auが提供しているすべてのサービスが使えるので、とても便利だ。ただ、これまでのJALマイルフォンは、製品ラインナップを見ると、どれも「auの在庫処分かしら?」と思えるような、欲しいと思える機種がほとんどなかった。それが「気になるが、手が出ない」最大の理由だった。

 しかし、2011年になって、INFOBARやXperia acroなど比較的、人気の高いスマートフォンのラインナップが増えてきた。さらに2011年12月には、なんとARROWS Zが、auの発売とほぼ同時期にJALマイルフォンとしてラインナップされたのだった。

 ARROWS Zといえば、新製品発表以来、注目の高い機種となっていた。発売後、販売店などのランキングを見ても、ドコモのXi版(ARROWS X)と共に上位を占めている。発売当初は在庫薄になっており、なかなか買えなかったりもした。WiMAX版においては「本体が熱くなる」という不安要素も聞かれたが、やはり、高速通信対応で、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線に防水を加えた「全部載せスマートフォン」は、安心感もあって、しばらく人気を維持しそうな雰囲気だ。

 そんななかで登場した「JALマイルフォン版ARROWS Z」。人気機種がいち早く手に入り、しかも毎月の支払いでマイルが貯まるとは、これほど魅力的な機種はない。ということで、早速、予約開始日にサイトで申し込みを行った。

 ちなみに、KDDIが運営しているJALマイルフォンは、ソフトバンクモバイルとディズニーモバイルという関係に近く、一応、別キャリア扱いだ。そのため、自分は、auの回線をJALマイルフォンにするつもりだったのだが、同じKDDIでも別キャリアなのでMNPの手続きが必要となる。auのサポートセンターに電話をしてMNPの手続きを実施。JALマイルフォンのサイトにMNP予約番号を打ち込む必要があった。

 実際、発売日からネット上での手続きを経て、手元に端末が届いたのが10日後だった。「最新機種を発売日から使いたい」という願いは叶わないが、オンラインで端末が買えるのは、手軽で便利だったりもする(ただし、受け取り時に配達員に本人確認書類の提示が必要)。

 とりあえず、ARROWS Zが届いたので、あれこれ遊んでマイルをためていこうと思う。