日本語で活用できるNokia Lumia 800

2012年1月24日 06:00
(山根康宏)

 海外で販売されているNokia Lumia 800だが、最初からアジアの各言語に対応しており、中国語はもちろんのこと日本語や韓国語もそのまま利用できる。筆者の購入したLuima 800はイギリス販売品、その後で香港品に買い換えたものの、どちらもシステムは同一のようだ。海外で販売している端末を購入して最初に苦労するのが日本語の利用だが、Lumia 800は日本語表示だけではなく日本語入力も入っているので買ったその日からメイン端末として利用できるのである。

 また、Lumia 800はNokiaのこれまでのNokiaのSymbianスマートフォンからの乗り換えもきっちり考えられている。OSの異なるスマートフォンに乗り換える際に面倒なのが電話帳データの移行だが、Lumia 800にはNokia端末とBluetooth接続しワンタッチで電話帳を転送できる「電話帳転送」というアプリがプリインストール済だ。

 さてWindows Phoneはまだまだアプリの数が少ないと言われいている。メジャーなアプリ、たとえばTwitterやFacebookやEvernoteなどはもちろんすでにアプリが出回っている。だが、それらのサービスをより活用するアプリや細かいユーティリティー類などは、まだあまり多くないようである。とはいえ、日常的に使うにはひとまず最低限のものは十分揃っているので困ることはなさそうである。ちなみに、筆者は普段からスマートフォンは複数持ち歩いているので、足りない部分は他の機種で補っている。

 また、日本でIS12Tが発売されたおかげもあって、日本語に対応したアプリもいくつかあるのはありがたい。特に乗換案内など日本で利用できるアプリがそのまま海外のWindows Phoneで利用できるのはメリットが大きいだろう。もちろん欧米だけではなく、中国のアプリなど、さまざまなものを利用できる。現時点ではLumia 800は日本での利用は海外からのローミングインのみとなってしまうが、このままどこかの事業者が採用し日本で販売してくれないだろうかと思うところだ。