「MEDIAS PP」のおくだけ充電はどう?

2012年1月26日 06:00
(関口聖)

 「MEDIAS PP」の“PP”はPower Plus(パワープラス)ということで、1700mAhという大容量バッテリー、そして「Qi(チー)」というワイヤレス充電規格に準拠した“おくだけ充電”に対応していることが特長の1つ。2011年夏モデルから、少しずつ導入されてきた「おくだけ充電」だが、日常生活で使ってみたのは、今回が初めて。

 ちなみに「Qi」については、本誌の「ケータイ用語の基礎知識」をぜひご覧いただきたいが、本誌インタビューで紹介された通り、「MEDIAS PP」では本体に充電コイルを内蔵しているそう。

 同梱の充電台には「端末をこの位置に合わせて置いて下さい」と記され、あんがい厳密に置く場所が指定されている。枕元で運用しようと思っても寝る間際になんとなく置く、なんて使い方ができなくて最初は窮屈に感じた。しかし長く使ってみると、ケーブルにわざわざ接続せずとも充電できるのはやはり楽なもので、席を外すときにケータイを持っていくのもスムーズ。防水にもマッチしており、日常生活にいつの間にか馴染む機能だ。

 とは言え、それだけではこれまでのケータイに用意されてきた充電台(クレードル)とあまり変わらない。ドコモでは飲食店や空港などで「おくだけ充電」の体験コーナー展開しているとのことで、外出先で使える場所が順調に増えれば、「おくだけ充電」の利便性は飛躍的に高まりそう。また、たとえば仕事場の机の天板が「おくだけ充電」対応になったりするとさらに便利なので、そういったことを実現できるような周辺機器もぜひ登場して欲しいところだ。