iOS 5.1の機能はもう堪能されましたか?

2012年3月21日 06:00
(すずまり)

 今、旬といえば、アップデートされたiOS 5.1の機能と、日本語対応した「Siri」、そして16日に発売された新しいiPadでしょうか。

上にさっと軽くフリックすると、下からカメラが現れる!
同じくフォトストリーム対応させているiPadからも、しっかり消えてくれるのでうれしいです

 今回のアップデートで、まず気づいたのが、ロック画面からのカメラ起動ですね。カメラのアイコンが変わったな~と思ったら、スッとフリックするだけでカメラが起動できるようになってました。ボタンよりもかなりすばやい起動が可能で、iPhoneカメラの利用頻度が高い自分としては、非常にありがたい。ただ、撮影対象の多くが料理なので、新たに実装された顔認識機能の威力はまだ実感してませんが、おかずの顔っぽいところ(?)に反応して、枠が表示されております。

 大歓迎なのが、フォトストリームからの写真削除機能です。仕事でもiPhone 4Sを多用するため、データの半分以上が画面キャプチャで埋まってしまうことも……。撮った写真をiPadで見ようと思ったら、ほとんどが画面キャプチャだったっていうのは、非常にテンション下がります。今ではバリバリ削除できるので気分爽快! これまではフォトストリームのデータをすべてクリアすることで対応していたので、早く欲しかったですね。

 また、バッテリー周りが改善されたとか。私の知人では、明らかに変わったといっている方がおりますが、みなさはいかがでしょうか。私はアップデート前の状態でもさほど気になりませんでしたが、特に夜寝る前と朝の差を見ると、ほとんど減っていないように思えることから、減りはさらに緩やかになったかもしれません。

 さて、リリースされるや、愛の告白や求婚の練習相手として大活躍中の「Siri」。当初自分がイメージしていたのは、Star Trek級の発音でした(もちろん日本語吹き替えですが)。実際の「Siri」の日本語はかなり機械的で、イメージとはだいぶ違いましたが、その機能には感動しております。寝る前の目覚ましセットも、アイコンをタップして、設定を選んで……としていたのが、「Siri」を呼び出して「8時半に起こして」というだけ。ラクチンきわまりない!

 ただ、残念ながら「電卓」「写真」「マップ」は、単語は理解するものの、アプリの起動にまでは至らないんですね。サポートする機能については、ホームボタンを長押しして「Siri」を起動したとき「ご用件は何でしょう?」の右側に表示される「i」マークをタップすると、使用例とともに教えてくれます。「○月○日の写真をスライドショー」「現在地から市ヶ谷までのルート」なんて言ってみたいんですが、これからに期待したいです。と、その前に、音声で呼びかけるという行為にまだ照れがあるというのが正直なところ。そのうち慣れるのでしょうか。

 ここで1つ、大事な確認事項が。すでにいろんなところで言われていることですが、パスコードロック中の挙動です。ロック中でもホームボタンを長押しすることで「Siri」が起動できたら、中から情報が引き出されてしまう恐れがあります。パスコードロック中の起動を防ぎたいときは、「設定」→「一般」→「パスコードロック」と進み、「Siri」をオフにしておきましょう。

私の生活では、タイマーや目覚ましセットでもっとも活躍しています。残念ながらお礼の「ありがとう」は理解できないそうですまだ未確認の方は、今すぐ確認を!

 最後に新しいiPad。64Gの白いWi-Fiモデルを即日予約しました。16日発売なので、本稿執筆時点(14日)はまだ届いていませんが、こちらは液晶の美しさに期待大。ちょっと重くなったという話ですが、そのあたりも気になっております。