やっぱり便利なHTC Jの日本向け機能

2012年6月21日 06:00
(石川温)

 HTC Jを使っていて満足度が高いのが、やはり日本特有機能への対応だ。特におサイフケータイは毎日のように使っている。最も使うのが日々の移動に欠かせないモバイルSuica、そしてローソンなどでの支払いには楽天Edy。あとはセブン-イレブンに行ったときにはnanacoで、ファミリーマートではWAONといったように、それぞれ使いたいので、コンビニごとに支払いを変えている。

 当然のことながら、auスマートフォンであるため、iDは使えない。しかし、自分の場合、iDが使える場所では、ドコモスマートフォンで払うよりも、三井住友VISAカードが発行しているカードタイプのiDで支払っている。iDはクレジットなのでチャージの必要がなく、いつでも簡単に支払えるので、結構、お気に入り。仕事柄、機種変更を頻繁に行うので、毎回、おサイフケータイ関連の機種変更手続きが面倒で負担になっているのだが、カードタイプであれば、そういった作業は不要なので便利だ。

 もう1つ、HTC Jの日本特有機能としてあるのがワンセグだ。こちらも、空港へ向かうリムジンバスの中といった隙間時間を埋めるのに重宝して使っている。ただ、HTC Jのワンセグは、アンテナを内蔵しておらず、ヘッドフォンのケーブル部分をアンテナ代わりに受信している。そのため、ヘッドフォンを忘れるとワンセグが受信できない仕様になっているのはちょっぴり残念なところ。

 概ねHTC Jを使っていて不満はないのだが、ちょっと気になったのがセンサーキーだ。文字入力などをしていると、本体下部にあるセンサーキーに指が当たってしまうようで、他の画面に勝手に移動してしまうということが頻発する。センサーキーに触らないように工夫しながら操作しても、やっぱり移動してしまう。どうやら片手で操作するとそうなることが多いようで、できるだけ両手を使い、左手で端末を持ち、右手で文字入力をするように心がけている。

 本体の幅が小さめに作られているので、ついつい片手操作をしたくなるのだが、誤操作が多くなりがちなのはなんとも気がかりでならない。