【GALAXY NEXUS SC-04D】

「Google Music」っぽく「SoundCloud」アプリを使う

2012年8月3日 06:00
(太田亮三)

 音楽との付き合い方というのは人それぞれだが、筆者はどちらかというと雑多で、インディーズであっても和洋を問わず、興味が湧けば探して聴いてしまうタイプだ。また、最近は友人・知人の縁で小さなライブハウスやクラブに足を運ぶことも多くなり、聞きたい音楽にプロ・アマはあまり関係なくなっている。

 そうしたシーンで最近利用されているのが「SoundCloud」だ。楽曲制作者が自ら作った曲をアップロードし、公開できるサービスで、フォロー、フォロワーといったユーザー同士のソーシャル機能もあり、たとえばフォローしているアーティストが曲を追加すると自分のホーム画面にその旨が通知されるようになる。アップロードされている曲はWebブラウザ上で再生できるほか、スマートフォン・タブレット向けのアプリからでも利用できる。筆者は残念ながら曲を制作していないが、友人や知人、気になるアーティストをフォローしたり、具体的に気に入った曲をお気に入りに登録したりしている。

 ポイントは、ダウンロード型が中心ではなく、基本はクラウドに楽曲があるというところ。なので、パソコン、スマートフォン、タブレットと端末が変わっても楽曲データをダウンロードし直すといった作業は必要ない。同じアカウントでログインすれば、フォローやお気に入りは同期されている。

 一方、クラウド型なので再生時には通信環境が必要だ。しかし、スマートフォン・タブレット向けのAndroidアプリは、楽曲単位で一気にデータをダウンロードするタイプで、ストリーミングラジオのように、再生中に常時ネットワークに接続されている必要はない。ダウンロードした楽曲データはある程度までキャッシュとして端末に保存されるので、繰り返し再生する場合、あまり通信は発生しない。曲単位で一気にダウンロードするあたりの挙動は、日本ではサービスが提供されてない「Google Music」の仕組みと似ており、都心部でも快適に利用できる。

 この「SoundCloud」アプリだが、Android 4.0の「GALAXY NEXUS」では、端末に搭載されているGoogleの「Playミュージック」アプリと同様に、ロック解除画面で楽曲の一時停止や選曲が可能だ。有線でイヤホンを接続している場合、移動中すぐに再生を止めたい場合や、選曲を手早く行いたい場合に非常に重宝する。