【PANTONE 5 107SH】

PANTONEスマートフォンの絶妙過ぎて気持ちいいところ

2012年8月28日 06:00
(津田啓夢)

 今回から「PANTONE 5 107SH」を持ち歩くことにした。「PANTONE Slide 825SH」以来、自身4年ぶりのPANTONEシリーズ、なんだかとても懐かしい気分だ。

 スマートフォンは、デザインに関してほとんど選び甲斐がないと感じている。また、スマートフォンになってからというもの、遊び心のあるデザインも採用されにくくなってしまった。ビジネスを考えれば仕方がないところもあるが、各社がオープンOSのスマートフォンに注力してまだ数年、端末デザインにバリエーションが出る前に早期に収斂していった印象があり残念に思う。



 「PANTONE 5 107SH」は、スマートフォンのスタンダードなデザイン要素を盛り込んだモデルだ。大型化傾向にあるスマートフォンのディスプレイにあって、3.7インチのディスプレイを搭載している。女性層の取り込みを狙ったコンパクトモデルといったところだろう。

 もしかして、外観上はこのサイズ感以外に目を見張るような特徴はないかもしれない。しかし、個人的に非常に感心したのは、絶妙なラウンド形状だ。売り場で是非手にとって握ってみて欲しい。こんなに気持ちよく手に収まるスマートフォンはそうないはずだ。単にコンパクトだからではなく、気持ちいいカーブがそれを実現していることに気がつくと思う。

 私はケータイ Watchのスタッフには珍しく!? 見た目重視でケータイを選ぶ傾向にある。外観的な面白さが高望みできないスマートフォンにあって、PANTONEの8色ラインナップは色だけでも選ぶ楽しさがある。今回は悩みに悩んで、自分にとって新鮮に感じたローマンイエローを選んだ。使っていくうちにいろいろ気づいたこともあるので、次回から少しずつお伝えしていこう。