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【iPhone 5】

auとソフトバンクのiPhone、価格はどう違う?

2012年9月21日 06:00
(白根雅彦)
予約するために行列に並ぶ筆者

 新iPhoneの季節である。筆者は、auとソフトバンクのiPhone 5を両方を予約した。仕事で使うので両方だ。だから両社を比較して選ぶ必要はなく、今回も値段の詳細が発表される前に行列に並び、最終的な価格がわからないまま予約した。しかし価格がわからないまま使い始めるのもどうかと思うので、割引と料金、端末価格について、ちょっとまとめてみた。

 au、ソフトバンクともに、共通となる月額料金のベースがあり、そこから各種割引が12〜24回差し引かれる。新規、機種変更、MNPで割引額が変わるようになっている。

 月額料金のベースは、基本料金とネット接続料金、データ定額料金の組み合わせで、auは月額7280円、ソフトバンクは月額6755円だ。これ以外にも組み合わせはあるが、ここでは典型的なものとしてこの価格を挙げている。ほかにも通話料やオプションなどが加算されるが、そこは今回除外している。また、個々の契約や割引には、細かい条件が付随する。実際に契約するときは、そのときの条件を確認して欲しい。

 とりあえず、こちらで挙げた典型例で、2012年9月にiPhone 5を契約した際の各種料金と割引、あと端末の一括購入価格をざっとまとめると、以下のようになる。
料金計算

 割引は基本的に24回だが、ソフトバンクの「かいかえ割」のみ、適用は12回のみとなっている。

 「実質価格」として、毎月割、月々割による値引き総額を差し引いた価格を表示する販売店が多いが、ここではほかの割引とまとめて扱うために、「実質価格」は用いず、あえて一括価格で表示している。

 ソフトバンクは、iPhoneからiPhone 5への機種変更に際し、下取りを実施する。大きな条件だが、ソフトバンクでなくても買取する中古ショップも多いので、あえて計算には入れていない。

 iPhone 5の64GBモデルを選んだとき、端末価格とベースとなる月額料金の総額が1年と2年でいくらかかるかを計算すると、以下のようになる。

年間総額

 総額なので、金額的には結構なものだが、iPhone以外のスマホやケータイに比べて特別に高いわけではない(3G回線の旧機種iPhoneはもっと安いが)。auとソフトバンクを比べてみると、機種変更ではソフトバンクが安いが、新規とMNPではその差は小さく、2年目には同じになっている。

14日16時の予約開始時には料金プランの内容もはっきりしないままだった

 ここで扱っていない通話料金などは、au、ソフトバンクともにほぼ同等だ。センター録音型の留守番電話サービスは、タッチ操作できる拡張サービスが両社同価格(月315円)だが、音声ガイダンス型の標準サービスは、auのLTEでは無料ではなくなり、拡張サービスしか提供されないことがアナウンスされている。

 データ通信については、auは7GBの転送量上限制限がある一方、ソフトバンクには上限が設けられていない。テザリングについては、auはiPhone 5発売時点から、ソフトバンクは2013年1月15日から利用できる。いずれも月額525円のオプション料金が必要だが、今年末までに申し込めば、2年間は無料で利用できる。ソフトバンクもテザリングオプションを付けると7GBの制限がかかるようになっているので、テザリングで使い放題、とはならない。

 条件によるが、全体的にソフトバンクの方が若干安いと言えるだろう。ただし、新規とMNPの差はきわめて小さい。個人的には、この程度の価格差より、ネットワークのつながりやすさやレスポンスなどの品質の方が重要だと感じる。そうなると、これから始まるLTEネットワークの品質がキモになるわけだが、その比較評価はこれからだ。ユーザーとしては、価格だけでなく、ネットワーク品質での競争も激化し、向上して行くと良いな、と思う次第である。