みんなのケータイ

 モバイルはiPhone、仕事用パソコンはMac、たまにiPad、というようなアップル製品にどっぷり浸かった生活をしていると、Apple IDで買い物をする機会が非常に多い。App StoreではiPhoneだけでなくMacのアプリも購入する。iTunes Storeで音楽も買う。各アプリ内の追加コンテンツ購入にもApple IDを使う。支払いにはクレジットカードも使えるが、最近はiTunes Cardで支払いを行うようになってきた。

iTunes Card。「1000円×3枚を2セット買うと割引」、みたいな売り方もあるので、やたら枚数が貯まっていく

 iTunes Cardは、Apple IDに残高をチャージし、各種支払いに使えるようにできる、アップルのプリペイドカードだ。この手のプリペイドカードは、使う予定がないのに購入してしまうと損になってしまうが、しかし筆者の場合、Apple IDで継続的に買い物をしているので、買ったiTunes Cardはしっかりと使い切っているし、むしろ定期的な買い足しが必要な状態になっている。

 このiTunes Card、通常の価格は額面通りなのだが、家電量販店やコンビニなどが不定期で実施するキャンペーンで、割引購入できることがある。割引率はさまざまだが、たとえば年末年始にauショップが行っていたキャンペーンでは、6000円分を5000円で購入できたので、約16.6%の割引だ。これまで何度か家電量販店が行っている「2枚目半額」のキャンペーンなら、25%の割引にもなる。こうした値引率の高いキャンペーンでは高めの額面のiTunes Cardを買い貯めするようにしている。本来は割引がないところに割引が入るので、お得感は高い。

Mac版iTunes 11によるコード読み取り機能。この機能、iPhoneにこそ必要なのでは……

 iTunes Cardは、カードに書かれているコードを入力することで、そのカード額面がApple IDの残高にチャージされるようになっている。16桁の英数字なので、手入力はちょっと面倒なのだが、Mac版のiTunes 11ならば、Macのカメラを使ってiTunes Cardのコードを自動読み取りすることができる。割引販売には、複数枚購入が条件になることも多いので、この機能は結構ありがたい。

 最近は、Apple IDに3000円以上の残高が残るようにしておいて、残高と割引販売の情報を見ながら、iTunes Cardを追加購入するようにしている。本当は、いつ高額なアプリが必要になるかわからないので、1万円程度の残高を維持していると安心なのだが、残高が多いと強気になり、あまり必要のないアプリやコンテンツを買いやすくなるというワナも潜んでいる。プリペイドカードには使いすぎを防ぐ効果もあるはずなのに、逆に無駄遣いが増えそうになるというのも、なんだか不思議な話だ。