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 「GALAXY S III Progre SCL21」をはじめとするサムスン製の端末では、サムスン製の無料の写真編集アプリ「フォトエディター」を利用できる。「ギャラリー」で写真を閲覧している時にサブメニューを開くと「編集」という項目があるのだが、この「編集」を選択すると「フォトエディター」アプリが起動し写真を編集できる。端末を買った直後だと「フォトエディター」はインストールされていないので、サムスンのアプリマーケットからダウンロードできる旨が表示される。

 「フォトエディター」はGoogle Playではなくサムスン独自のアプリマーケット「Samsung Apps」で配信されているため、更新の通知や管理も「Samsung Apps」経由で行うことになる。最初の会員登録以外で目立った手間はないのだが、アプリ更新時は毎回パスワード入力が必要なのは少し面倒だと感じている。

「Samsung Apps」で入手できる「フォトエディター」
「ギャラリー」のサブメニュー「編集」で「フォトエディター」が起動する

 スマートフォンの写真については、Instagramをはじめ、撮影と同時に加工してSNSなどに投稿するといった利用が広まっているが、文字やスタンプによる加工など、特殊効果やフレームといったテンプレートではカバーできない、その時々に合わせた加工で楽しんでいる人も多いことだろう。

 写真加工アプリといってもさまざまなアプリが登場しているので、選ぶ段階から迷ってしまうが、「フォトエディター」は「ギャラリー」から導線があり導入しやすいほか、サムスン製のほかのアプリ同様、使いやすさや豊富な機能が高い次元で両立されている。

 手書き入力は「GALAXY Note」なども手がけているサムスンらしく、こなれた内容。スタンプはボリューム面で不満はありそうだが、ハートなど(筆者は使わないが)何度も使う定番はひと通り揃っている。

 フレームや色など、各項目に用意された豊富な種類の効果も注目すべきポイントだが、2~4枚の写真を並べて簡単に1枚の写真に合成できるマルチグリッド機能が組写真のような雰囲気を出せて面白い。旅の報告などで何枚も写真を連投するのは気が引ける、という場合にも便利だ。

写真を「フォトエディター」で開いたところ
「色」の種類。さまざまなものが用意されている
「効果」の種類
「装飾」の「フレーム」
「装飾」の「スティッカー」
「装飾」の「スケッチ」。写真に合わせて名前を書いてみたところ
「装飾」の「マルチグリッド」は3種類から選択できる
あまり意味のない組み合わせの写真だが、色、スケッチ、マルチグリッド、フレームの順番で加工を重ねたもの。1枚の写真として合成されている