みんなのケータイ

 「Fitbit One」を使い始めて約1カ月。残念ながら体重がほとんど減りません。でも体脂肪は減る傾向に入ったような感じです。もしかして気のせいかもしれませんが。

 なかなか痩せてくれないんですが、ダイエットに運動や食事の記録が大切だということは実感しました。記録していると、自分がいかに食べ過ぎか(私の場合は特に飲み過ぎですが)、運動しなさすぎかがわかってきます。Fitbit Oneは、アプリや本体のディスプレイで数字をすぐに確認でき、モチベーションを高めるのに役だってくれます。歩数は携帯電話やスマートフォンのアプリでも分かりますが、Fitbit Oneは、階段を上ると階数としてカウントされるので、短い階段ならがんばって歩くようになりました。現在、トータルの到達階数が「スカイダイバー」レベルだそうでバッジをもらいました。バーチャルなバッジを集めるためにがんばるほど熱中してはおりませんが、「自分、結構やってるじゃん」という気持ちにはなれます。

 活動量計では、手首に巻く「Jawbone」も人気のようですが、Fitbit Oneは付けてしまうと、日中はほぼ存在を忘れてしまって、私にはそれが快適です。Jawboneはなかなか素敵なデザインで、「Jawboneやってます」というアピールもできて羨ましい気持ちもありますが、アクセサリ好きな女性の場合は、ブレスレットを付ける場所を失ってしまうことになるので、どうかなと。また、Jawboneはシャワーも浴びれるそうですが、料理や洗い物をするときに、ちょっと邪魔になりそう。一方のFitbit Oneは、下着に付けたまま洗濯機に放り込んで洗ってしまいそうになることがあります。実際、それで壊しちゃう人もいるそうです。

睡眠を計測するたびに、クリップカバーから本体を取り外し、朝起きてまた入れるというのを繰り返しているので、クリップカバーの耐久性が気になります。リストバンド、洗わなきゃ

 Fitbit Oneは、付属のリストバンドに本体を入れて睡眠ログも計測できます。手首に巻くこと自体はあまり気になりませんが、そうするために、クリップ付きのケースからいちいち取り出し、また、朝になってケースに入れ直すのは少々手間です。また、リストバンドも意外にすぐヘタりそうな感じ。あ、そういえば、リストバンドをこれまで一度も洗濯していませんでした。夏は特に注意して、清潔に使っていきたいものです。

 存在が気にならず、データも見やすく、概ね快適に使っていますが、iPhoneアプリで同期するときにちょっと時間がかかるのが気になる部分です。専用アプリを起動するとFitbit Oneを探して自動的に同期が始まりますが、これが思ったよりも時間がかかります。私はiPhoneの自動ロックを1分に設定しているのですが、それまでに同期が始まらずスリープしてしまうこと度々です。どれだけ歩いたか、カロリーを消費したか、ウキウキしがら待っているので、余計にジリジリさせられます。でも、アプリ自体はシンプルで見やすく気に入っています。

 ただ、食事の記録はやはり面倒です。用意されている英語の食品データベースを活用できれば、だいぶラクになりますが、自分で手入力しなくちゃいけないことが多いので、どうしてもサボりがち。以前、色々なダイエットアプリを調べてみたことがありますが、食事の記録をいかに簡単にするかで、さまざまな工夫がされていました。そんなアプリでも面倒だったのに、いわんや手入力をや、です。ぜひ日本の食品データベースを用意してほしいです。それまでは、活動量の記録だけでいいや、という気持ちです。

毎週、歩いた歩数や距離、合計の消費カロリーや目標に対するカロリーの収支、取得バッジを知らせるメールが届きます。この週はまあまあといったところ。歩数の平均は目標の1万歩をクリアしていますが、自分としては1万5000歩くらいにしたいところ
ただいま同期中。なかなかFitbitが見つからず、この状態でスリープしてしまうことがよくあります。データの転送自体はスピーディで、見つかると数秒で終わります

 ちなみに、Fitbitといえば、ソフトバンクモバイルが「Fitbit Flex」を使った月額480円の「ソフトバンク ヘルスケア」サービスを、この夏以降始めます。2年間の利用が条件なので、480円×24カ月=1万1520円。Fitbit Flexは、Amazon.comを見てみると99.95ドル(2013年5月25日現在)で売られていたので、値段的にはまあまあといったところでしょうか。ただ、2年間も同じ端末を使っていられるかなあとか、サービスの利用をやめたらデータは消えちゃうのかなあ、などと考えると悩ましい感じです。

 ドコモとオムロンが共同出資したドコモ・ヘルスケアも、「WM(わたしムーブ)」というヘルスケアプラットフォームを用意し、6月からは女性向けサービス「からだのキモチ」がスタートします。なんだかキャリアのヘルスケア事業が急に活発になってまいりました。これを機に、日本のメーカーから、もうちょっと格好いい活動量計が出てきてくれないかなあ、と期待しているところです。