みんなのケータイ

 2画面ディスプレイ搭載スマートフォン「MEDIAS W N-05E」を発売と同時に購入してはや1カ月半。2画面での使い勝手は前回紹介した通りですが、そうはいっても一番利用する機会が多いのは2画面表示の特殊モードより、1画面で使う通常モードの時。ということで今回は2画面ではない普通のスマートフォンとして使ったときのMEDIAS W使用感をご紹介します。

持ちやすい本体サイズ

 1画面表示の時は64mmと、iPhone 4Sより若干広い程度の幅のため、片手でしっかり持ちやすい。縦に長いディスプレイもバランスがよく、電車の中など片手で持っているときも落っことしそうな不安感が少なく安心です。

動作はメモリがたまると若干もっさり

貯まったアプリはまとめて停止

 メモリが1GBしかないこともあり、基本動作はさくさくなのですが、アプリをたくさん起動すると動きが遅くなることも。そういうときはマルチタスクボタンからアプリをまとめて停止する機能を使ってリセットしています。

文字入力は若干間違えやすい

キーボード下部とホームボタン類が近いため押し間違いしやすい

 文字入力時、ボタンの下部とホームボタンやマルチタスクボタンが非常に近くに表示されているため、下のほうの文字を打とうとするとホーム画面に戻ってしまったり、マルチタスクが表示されてしまうことも。もう少しここはスペースを空けるか、もしくは物理ボタンだと嬉しかったのですが。

カメラが青い

真っ白な壁を撮ったものの両端が青い

 白い被写体だと一目瞭然なのですが、かなり青みがかった写真になってしまうため、食べ物などがあまりおいしそうに写りません。カメラ機能はスマートフォンのなかでもかなり重要視しているだけにここは正直残念。

思ったより持ちがいいバッテリー

 前回も軽く触れましたが、2100mAhというバッテリー容量は、大容量化が進む他のスマートフォンと比べるとスペック値では劣るものの、数値に比べると思ったより持つな、という印象。あくまで「数値に比べて」であって、大容量バッテリーモデルほどではないものの、「2100mAhじゃ1日持たないんじゃないかな・・・・・・」という購入前のイメージに反して、使い方次第では十分に1日くらい動作しています。

メニューボタンが欲しい

マルチタスク右に表示されるメニューボタンが小さいため押しにくい

 Androidのボタンはメーカーによって異なりますが、MEDIAS Wはメニューボタンの代わりにマルチタスクボタンが配置されており、メニューボタンが必要なときはマルチタスクボタンの近くに小さく表示されます。メニューボタン多用するアプリでは非常に押しにくく、利用頻度としてもマルチタスクよりメニューのほうが上だったりもするので、できればメニューボタンをメインで使いたいところです。

 全体的にスマートフォンとしてはかなり満足なのですが、カメラが青みがかるのだけが残念。日常的に利用頻度の高いカメラの写真が気に入らないと、スマートフォン自体の利用頻度も下がってしまい、最近はサブ機であったはずのiPhone 4Sのほうが利用頻度高くなる状況に陥っているので、このあたりアップデートでなんとか対応をお願いしたいところです。