みんなのケータイ

 今回から「GALAXY S4 SC-04E」を片手に、夏のレジャーの思い出や、友人らと集まった際のナイスな活用方法などをお伝えしていく予定だ。ただ、やむを得ない理由により「艦これ」のAndroidアプリの登場を祈祷し続けるだけの回が続くかもしれない点は予めご了承いただきたい。

 さて、これまで紹介してきた「GALAXY S III Progre SCL21」が4.8インチ、1280×720ドットなのに対し、「GALAXY S4 SC-04E」は5インチ、1920×1080ドットと、一段階スペックアップしている。画面が消えた状態でボーっと見比べていると、「画面が少し大きくなったぐらい?」などと考えてしまうが、ほぼ同じサイズのボディに、一段階進化したディスプレイが収まっているのだから、これだけでも半年分の進化の程が窺える。いや、半年でこれほど進化するのが驚きなのだが。

 ドコモの決算発表などを振り返ると、“ツートップ”のひとつであるこの「GALAXY S4 SC-04E」は、すでにハイスペックなスマートフォンを使っているユーザーからの乗り換えも多いという。グローバル市場向けに取捨選択された機能が搭載されていたり、海外で大々的に発表されていたあの機能やこの機能が使えたり、というのは確かに魅力的というか、使う前から期待を抱かせる効果があるように思う。

 また、個人的には馴染みのある見栄えとはいえ、有機ELを採用した端末はすでに少数派。その分、一度じっくりと触れてしまうと、もう「液晶」には戻りたくないと思える、妙な魅力がある。今回はついに解像度がフルHDに到達したということで、精細度は圧倒的で、また、ディスプレイの輝度を高くしなくても非常に綺麗に見えるのも好印象。「GALAXY S III」の世代からさらに磨きがかかったようだ。

 ご存知のようにフルHDの画面を駆動するとなると、消費電力も気になるところだが、サムスンの開発者によれば、このフルHDの有機EL、省電力性能も向上しているという。バッテリーが大型化されたためか、ボディの剛性が上がったためか、少し重めの印象もある「GALAXY S4」だが、「艦これ」Androidアプリ懇願だけでなく普段使いで気になった点やアクセサリーなども、順次取り上げていきたい。