みんなのケータイ

 auの「AQUOS PAD SHT21」(以下、SHT21)を触って、いつかドコモから出る日が来たら、絶対買うんだー! と心に誓っていたわたくし。旅行に持って行っちゃうとね、やっぱりタブレット持つならSIM入りでしょ! って思いますね。その日は8月2日にやってきました。「AQUOS PAD SH-08E」(以下、SH-08E)を発売初日に買いました!

 使ってみた第一印象は、薄い! 軽い! 画質が繊細! SHT21のボディサイズは約106×190×9.4mmで、重さ約272g。これに対して、SH-08Eは約107×190×9.9mm(最厚部約10mm)、重さが約288g。ほんの少しだけ大きいのですが、持ったときの感じはむしろ小さくなったような気がしました。持ったときのバランス感もまずまず。背面はツルンとしていて、SHT21のようなシボはありません。色は、真珠のような微細なパールのきいたホワイトです。

 ホントに携帯しやすいので、頻繁に持って出かけています。読書はもちろんですが、買い物のとき、どちらを買うべきか迷ったときは、その場でメーカーサイトにアクセスしてスペックとクチコミを確認、なんてこともよくやっています。あとは、カメラとの連携がナイス。愛用中のパナソニックのミラーレス「DMC-GF6」とNFCでさくっとつなげて、撮りたての写真を7インチで確認したりしています。画面が大きいので、撮影したばかりの写真の確認にぴったりです。また、購入直後にバルス祭りが開催されたので、早速お風呂でミニ動画起動。フルセグ+Twitterを堪能させていただきました。

SH-08EもNFCをサポートしているので、近づけるだけでシャリ~ンという音とともにDMC-GF6と簡単接続。カメラ内の写真を表示できる
カメラの液晶で見るよりはるかに見やすい。気に入った写真だけ端末に転送している

 なんといっても最大の特長はIGZO液晶なわけで、画質やバッテリーまわりなどなど、多大な恩恵をもたらしていると思われます。でも、タッチも超繊細! 操作に関しては、その繊細さがアダになっている印象です。

 たとえば、フリック入力では、キーボードを縮小表示し、設定で感度を調整してもなかなかなじんでくれず、誤字を連発しています。ホーム画面でスクロールや画面切り替えをしようとすると、予定外のアプリが起動することも多いです。ブラウズ中に画面をスクロールしようとしたら、そこに画像があれば拡大表示し、ブラウザが起動してリンク先を表示してしまったり、周辺が拡大したり……ということがよく起こり、操作にかなりの神経を使うのです。付属のスタイラスだと問題起きにくいようなので、「最近油分を失いつつある自分の指がいけないのかしら……(汗)」と思っていたら、触らなくても指先が迷っているうちに、非接触状態でも反応することがあるので、指先の相性だけとはいえなそうです(違う問題か)。

 水滴がついてしまうと、完全に「選択」状態になるので、思わぬ誤動作を招くのも非常に気になっています。お風呂に持ち込んだときは、微細な水滴で起動してしまったアプリが終了できず、高速無限ループ状態になったこともありました。お風呂利用にこだわりがあるのは個人的な事情ですが、防水性能を持っていても、濡れた手で操作できないことを意味しますから、もったいない。

 液晶保護フィルム貼ったら少しは違うかな? と思いましたが、残念ながら変わりませんでした。貼って操作感が変わるようなら、保護フィルムに問題ありですね(苦笑)。

 せっかくの薄くて軽くて綺麗な高性能端末。もっとザクザク使いたい! 正直、この相性の悪さをなんとかしたい!! すごいんだけど、触るときはものすごく慎重にならざるをえず、無意識に操作できなくて困ってるという、じゃじゃ馬ならしな状態なのでした。もしかしたら、私だけの問題かもしれませんが……。

【追記:2013/9/2 18:00】
 なんと、本稿掲載と同時に、アップデータも公開されておりました。早速適用したところ、かなり操作しやすくなりましたよ。特に、フリックやスワイプへの反応が改善されたと感じてまして、フリック入力も良好。今朝から現在までの誤操作はほぼゼロという状況で、非常にうれしいです!