みんなのケータイ

 世界でLTEネットワークが普及し始めたなか、ようやくLTE国際ローミングが実現しつつある。ソフトバンクモバイルが9月13日から韓国・SKテレコムとのLTE国際ローミングを発表。「国内の携帯電話事業者初」というリリースを出したかと思ったら、今度はKDDIが9月19日から韓国(SKテレコム)・香港(PCCW)・シンガポール(M1)の3カ国でLTE国際ローミングを開始すると発表した。

 ソフトバンクはFDD-LTEに対応した機種、KDDIではiPhone 5、iPhone 5s、iPhone 5c、iPad Retinaディスプレイモデル、iPad miniが対応機種となっている。つまり、LTEに対応したiOSデバイスがLTE国際ローミングに対応しているというわけだ。確かに、iOSデバイスは、複数のLTEバンドに対応しており、グローバルで売られているという点が大きい。対応しているバンドの種類が多ければ多いほど、LTE国際ローミングができる国も多くなりそうだ。

 では、実際に使えるものなのか。KDDI版iPhone 5cとソフトバンク版iPhone 5を持って、韓国に行ってみた。

 金浦空港に到着するやいなや、画面には「SKT」という文字が出て「LTE」を掴んだ表示となった。早速、速度測定アプリで試したところ、4〜8Mbpsといった数値が出た。めちゃめちゃ速いというわけではないが、これくらいの速度であれば、実使用では全く問題だろう。

 次に市内にあるホテルの室内で試したところ、こちらも8Mbps程度という速度となった。試しにLTEをオフにして測定したところ、4〜6MbpsとLTEに劣るものの、目くじらを立てるほど、遅いというわけではなかった。

 KDDIでは年内中にアメリカ・AT&Tにも対応すると表明しており、こちらも楽しみだったりもする。筆者はベライゾン契約のiPhoneを所有しているが、アメリカのLTEはとにかく快適だ。一昔前、国際ローミングといえば、低速で使いづらいといったイメージがあったが、アメリカのLTEは本当に快適と言える。

 ソフトバンクもスプリントを買収したのだから、是非ともアメリカでLTE国際ローミングを実現して欲しいものだ。スプリントとソフトバンクには、国内のパケット定額料金のまま、追加費用なしで実現してくれると、ありがたい。孫さんに是非ともスプリントとの「シナジー効果」を期待したい。