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格安電話サービス「G-Call」を使ってみた

 プレフィックスを付けて電話するだけで、通話料金が格安になるサービス「G-Call」。先日運営元のジーエーピーさんに取材させていただいたのだけれど、「じゃあ、実際のところどれくらい安くなるの?」ってことで、9月上旬から「G-Call」を使い始めてみた。

 「G-Call」は、相手の電話番号の頭に4桁のプレフィックスをつけて発信するだけで、通話料が30秒あたり10円になるというサービス。あらかじめ「G-Call」に申し込んで自局電話番号を登録する手間がかかるのと、クレジットカードが必要になるというちょっとした条件はあるけれど、だいたい申し込んだ1営業日後には利用可能になる。

 IP電話と違って普通の電話回線で通話するので、音質は変わらないし、モバイルデータ通信の速度や混雑によって通話品質が左右されることがないのも利点。固定電話以外であれば、相手に通知されるのは090や080などから始まる正しい自局番号になるのもメリットだろう。

「G-Call」アプリでは、電話帳や発信履歴から選んだ番号宛に簡単に「G-Call」を使って電話できる。通常発信も可能だ

 で、Android/iOS端末向けに提供されている「G-Call」アプリをインストールするとプレフィックスの付加を省略でき、より手軽に「G-Call」を利用できるようになる。標準の電話帳とも連携して電話をかけられるため、使い勝手についても普段と大きく変わることはない。

 筆者の使用端末はドコモの「ELUGA X P-02E」。料金プランは「タイプXi にねん」で通常の通話料は30秒21円だから、すべて「G-Call」で電話をかけるようにすれば、単純に考えて半額以下になるはず。そんなわけで、本当に半額以下になるのか「G-Call」のみを使って過ごしてみた。ただし、月の途中から使い始めたこともあり、月初の通話は確実に通常の料金がかかってしまっている。

「My docomo」の料金確認ページ。過去3カ月の電話代は1万円前後を推移していたが、「G-Call」を使い始めた9月は格段に安くなった

 結果としては、「G-Call」での発信回数が9月6〜24日までで14回、通話時間はトータルで45分24秒だった。発信ごとの料金を積算したところ980円となり、これを通常の通話料金に当てはめると2058円、つまり1000円以上安くできたことになる。ドコモのWebサイトから確認できる9月分の電話代はまだ未確定の状態ではあるけれど、トータル6617円(うち通常の通話料860円)となっているので、「G-Call」の通話料を足しても7597円だ。

 9月末まであと1週間あるとはいえ、だいたい同じペースで「G-Call」を使って電話をかけるとしても月あたりの電話代はせいぜいプラス500円くらいだろう。しかし月初から使っていたとしたら、9月上旬にかかっている通話料860円が半額にはなっている。それを考えると、差し引きして7600〜7700円あたりが今後の平均的な1カ月の電話代になりそう。8月までの1万円前後と比べて明らかに安く上がるわけだ。

なんとなく「電話をかける」雰囲気が弱く感じるアプリアイコン。直感的に押せるデザインになるとうれしい

 「G-Call」では、固定電話宛で番号非通知になってしまうことがデメリットと捉える人もいるかもしれないけれど、個人的にはまったく気になっていない。強いて気になる点、改善してほしい点を挙げるとするなら、Android版ではインテント連携で「G-Call」アプリを起動できればなぁ、というところ。インテント連携ができれば、他の電話帳アプリや不在着信の通知などからすぐに「G-Call」で電話をかけ直せるようになって、さらに使いやすくなりそう。あと細かいところだけれど、アプリアイコンが電話をイメージしたデザインになるとうれしい。電話をかけようとした時に、どうしても直感的に「G-Call」アプリのアイコンに指が伸びにくいのだ。

 それにしても、現実に1000円以上は電話代を節約できたわけだから、お得なサービスであることは間違いない。もちろん同じキャリア同士の無料通話だとか、指定番号宛の通話料金割引サービスなどを活用した方が安価になるケースもあるだろうけれど、少なくとも仕事で不特定の相手にかけることが多い筆者にとっては「G-Call」で高くつくことはないと思われる。今年一番おすすめしたいサービスの1つと言えるかもしれない。