みんなのケータイ

マレーシアのエアアジアが拠点とするクアラルンプールから、インドネシアのロンボク島へ直行

 今回は、インドネシア旅行中に利用したモバイルWi-Fiルーターについてご紹介します。

 インドネシアは首都ジャカルタや、リゾート地として人気の高いバリ島などがありますが、今回の主な目的地は、バリ島の隣にあるロンボク島でした。ロンボク島は2012年に新しい空港がオープンし、同年10月からはマレーシアのLCC(Low Cost Career)であるエアアジアが、クアラルンプールからロンボク島へ直行便を運航するなど、時間的に値段的にも、日本からもアクセスがし易くなっています。

インドネシアで購入したSIMカード

 今回はインドネシアに約2週間滞在する予定だったため、多数のSIMカードを購入し、どの会社の通信サービスが利用しやすいかを試しみました。

 ロンボク島では、TELKOMSELとXLの2社のみが3Gサービスを提供していたため、基本的にこの2社のサービスを利用しました。その後、滞在していたバリ島では、先述の2社以外にもINDOSAT、3の3Gサービスが利用可能であり、3Gサービスの選択肢はロンボク島よりも多くなっていました。

モバイルWi-FiルーターL-03Eを現地キャリア「TELKOMSEL」で使う(ロンボク島)
モバイルWi-FiルーターE589を現地キャリア「INDOSAT」で使う(バリ島)

 インドネシアのプリペイドSIMを購入する際に注意が必要なのは、利用可能な通信量が「モバイルインターネットで利用可能な通信量」を表しているとは限らないことです。

 具体的に言うと、今回購入したSIMカードには「6GB使える」と説明されたものがありましたが、この「6GB」はモバイルインターネットの3Gが1GB、2Gが1GB、Wi-Fiが4GBの「合計6GB」となっていました。「6GB使える」と説明したスタッフに悪意があったわけではなく、インドネシアのケータイキャリアでは基本的に、Wi-Fiなどを含めた合計の通信量で利用可能な通信量を表示していることが多いようです。

 その他、日中よりも深夜時間帯の方が通信量が多く利用可能となっているプランも提供されており、この場合も「日中+深夜時間帯に利用可能な通信量」を合計して表示している場合があるため、各種プランを利用する際は「3Gでどのぐらい通信ができるのか」あるいは「日中に利用可能な通信量はどの程度か」など、料金プランの詳細をチェックしましょう。

ハサミでのカットがうまくいかず、一部の端末でしかSIMカードが読み込まれなかった

 通信量の表記以外で困ったのは、ロンボク島の空港では販売されているSIMカードが通常タイプのサイズのものしかなく、SIMカードを切る「SIMカッター」についても店頭には用意が無い。ということで、仕方なくその場でSIMカードをハサミでカットしました。

 ハサミでカットしたSIMカードは、あまりうまく切ることができなかったのか、SIMロックを解除したGALAXY S4 SC-04EやGALAXY Note II SC-02EではSIMカードが認識されませんでしたが、モバイルWi-FiルーターのL-03Eでは無事にSIMカードを読み込み、使用することができました。

 「旅先でSIMカッターが無い」ということは過去にも何度かあったのですが、現在市販されているSIMカッターはサイズがコンパクトなものを見かけないため「サイズの小さいSIMカッター」があれば、海外旅行の際にはとても助かりそうです。