みんなのケータイ

 NokiaはLumiaシリーズ向けに様々なカメラアプリを提供しているが、最新機種のLumia 1520の発表と合わせてリリースされたのが「Nokia Refocus」だ。その名前の通りに後からフォーカス位置を変更することができるカメラアプリで、単体のカメラとして同じ機能を備えている「Lytro」をLumiaで実現できるアプリである。Lumia 1020でも利用できるので早速ダウンロードしてインストールしてみた。

食事風景をLumia 1020で撮影する。その様子を撮ったこの写真もLumiaがぼけてしまっている

 使い方は簡単で、Nokia Refocusを起動してシャッターボタンを押すだけ。設定などは一切不要である。ただし、シャッターを押してから写真撮影が完了するまでに1~2秒ほどかかるので、対象物が動くようなものよりも止まっているもの、例えば料理やブツ撮りに向いているようだ。

 ちょうど韓国を訪問したので焼肉店でさっそくNokia Refocusを使ってみた。おいしそうな写真を撮影してみたところ、やはりフォーカスが手前や奥にずれてしまう写真がいくつか撮れてしまった。だがNokia Refocusでの撮影ならば好きな場所にフォーカスをすぐに合わせなおせるので、結果としておいしそうな写真を撮影することができる。

手前の野菜にフォーカスが合ってしまった
撮影後、すぐに肉のほうへフォーカスを合わせなおすことができる

 とはいえ、理論的にはフォーカスをずらした写真を複数枚撮影して合成しているために、作例のように撮影中にトングが動いているとフォーカスを変更した際に、その動きが見えてしまう。まぁ、そのあたりはさておき、ピンボケ写真の心配がなくなるNokia Refocusは食事の際に必須のカメラアプリとなりそうだ。