みんなのケータイ

 グループ会社が出している「Androider+」という雑誌に、昨年、いくどかコラムを掲載させていただいたのですが、そのなかでショートムービー3本(Vine、Instagram、LINE SnapMovie)を紹介したことがありました。昨年後半から、ユニークな高校生ユーザーの動画が大きな話題となったVineをはじめ、それぞれ特徴のあるアプリ。ショートムービーアプリは、最近のスマホアプリのなかでも注目ジャンルの1つです。

 ある日、Facebookのフィード上で「メチカブーラ」(Mechika Boola)というアプリを紹介していた人がいたので、ちょっとダウンロード。東京IT新聞(こちらもグループですが)に取材記事があり、どうやら関西の深夜番組で利用されているとか。試してみたところ、なるほど、なかなか良い感じのアプリであります。

 グッときたポイントの1つ目は初回起動時のウィザード。つまり利用方法を丁寧かつやさしく案内してくれるというところ。こうしたショートムービーを撮るアプリでは、どこを押したら撮影開始になるのか、わかりにくいアプリもなかにはありますが、そのあたりを最初のステップできちんと触れているのは好印象。国産アプリだそうで、日本語での案内は、幅広く利用してもらえそう。

 2つ目は撮影の手順。「2秒×6本」「1秒×12本」などと場面転換を手軽にできるようにしていて、さらに撮影の途中でも再生して仕上がりを確認しながら作成できる、という流れもいい。先述した「Androider+」のコラムでは、「ライブで編集しながら撮影するのがショートムービーアプリ」とそれらしく紹介してみたのですが、そのあたりの使いやすさも他アプリより優れている印象です。細かいところですが、ユーザー登録が、動画作成後だった、というのも感心した点だったりします。

 このほか、BGMが用意され、作成ステップの最後に選べるなど、他のアプリにもある機能ながら、こちらのほうが楽曲数が多いようですし、エンドロールのテロップもつけられたりして、完成度を高められるのもいい。どうやらスタンプ機能もあるそうなんですが、それが今はiPhone版だけらしい、というのは正直、がっかりポイント。Webサイトの案内も充実させて欲しいところです。