みんなのケータイ

 自分の使っている端末の画面表示を他の端末と共有したい、ということがたまにある。たとえば画面のキャプチャを多数撮って、それを次々に見せながら説明したい時など、キャプチャファイルをメールなどで送信するのも面倒だ。そんなときは画面をそのまま相手に見せるのもいいが、向かい合わせの席に座っているときなどはちょっと面倒なもの。あるいは観光地の風景を写真にとるほどでもないけど自宅にいる家族に見せたい、なんてときもLumiaのカメラを通した画像をそのまま見せられたら便利だろう。そんな用途に使えるアプリが、Lumiaの画面表示を他の端末のWebブラウザで表示できる「Nokia Beamer」だ。

 Nokia BeamerはNokiaが用意するサーバーを使って画面の共有を行う。利用にはユーザー登録は不要である。一番簡単な使い方は共有先にしたい端末のWebブラウザで「Beamer.Nokia.com」を開くとQRコードが表示される。一方自分のLumiaでNokia Beamerアプリを開き「近くと共有」を選ぶとカメラが起動するので、相手の端末の画面に表示されているQRコードを読み込む。これで接続は完了だ。

QRコードを表示させ、それをLumiaで読み取ると共有開始
Lumiaの画面表示を共有できる

 あとはLumiaの画面表示がそのまま相手の端末のWebブラウザ内に表示される。Windows Phoneの特徴的なタイルのメニュー画面はもちろん、画面表示そのものすべてを相手側の端末に送ることができるのだ。さらにLumiaのカメラを通した画像を送りたい時は「見ているものを表示」を選択すればカメラが起動してその場の画像を送信できる。相手側に表示される画面は3〜4秒の自動更新、あるいはLumia本体を振ることで手動更新できる。ストリーミングではなく静止画の共有だが、写真やWebブラウザを共有するなら十分実用的と感じた。

 また、遠く離れた相手と画面を共有したい場合は、LumiaのNokia Beamerアプリで「リモートで共有」を選ぶと、共有URLがメール、SMS、あるいはソーシャルサービス経由で送信できる。実家のPCやネット接続できるTVの大画面に旅先の写真を送る、なんて使い方も面白そうだ。

遠くの相手にはメールでURLを送信して接続できる
画面の横表示にも対応

 ところで、MicrosoftによるNokiaの買収も完了し、近いうちにはNokiaのスマートフォン開発も新体制下に移管される。今までNokiaは他社のWindows Phoneと差別化するためにNokia独自のアプリを多数開発してきた。今回紹介したNokia Beamerもその一つだ。だが今後はMicrosoftがそれらをそのまま引き継ぐことになる。今後Microsoftが自社端末のみに対応したアプリをそのまま継続開発するのか、あるいはWindows Phone全体のシェアを高めるために他メーカー端末でも利用できるアプリとして公開していくのか、そのあたりのアプリ戦略も気になるところだ。