みんなのケータイ

 AcerのWindowsタブレット「Iconia W4-820/FH」を使いはじめて数カ月が経った。通常のノートPCと比べると小型・軽量なので、当初の狙い通り、出張や外出先での各種ミーティングなどで大活躍している。

Micro USB端子はもう一つ欲しい

 ただ、使っていくといろいろと不満も出てくる。最大の不満は外部接続端子の数だ。大きなACアダプター不要で、スマートフォン同様にMicro USB端子で充電できるのは大きなメリットだが、その一方で、充電中はこの端子が必然的にふさがれてしまうことになる。つまり、充電しながらUSB機器を利用することが不可能なのだ。

 以前の記事でもご紹介したとおり、キーボードやマウスはBluetooth接続で使用しているのだが、Bluetoothのドライバソフトの問題なのか、時折、文字入力中にキーボードがチャタリング(同じ文字が意図に反して連続して入力される症状)を起こすことがある。イラッとして、だったらUSBキーボードを使ってやる、と思っても、Micro USB端子は充電で使用中。だいたいは本体を再起動すればチャタリングは解消されるが、もう一つMicro USB端子があると、かなりハッピーなのではないかと思う。

TouchMousePointerを起動したところ。画面の右側にタッチパッドが表示される

 もう一つの不満は、Windowsタブレット共通の部分になるが、デスクトップアプリケーションを使っている時、やはりマウスが必要になる場面に遭遇するというところ。仕事場であれば、前述の通り、マウスとキーボードがあるので問題ないが、出先となると話は別。手書きでメモを取るから、かさばるマウスとキーボードは置いていこうと決断して出かけたものの、急な要件でマウス操作による作業を求められることがある。

 そんな時にオススメなのが、窓の杜でも紹介されている「TouchMousePointer」というソフトウェアだ。これを起動すれば、画面の脇にタッチパッドを再現してくれるので、いざという時でも大丈夫なのだ。