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 5月8日に開催されたauの新商品発表会を取材する機会に恵まれ、筆者は新モデル「isai FL LGL24」の取材を担当することになった。「isai FL LGL24」は7月下旬発売ということもあり、店頭などで触れられるようになるのはまだ先になると考えられる。発表会ということでいち早く触れられる機会を得た訳だが、isaiの現行モデルのユーザーである筆者は、はたしてどのような表情で取材していたのだろうか……。

「isai LGL22」(左)と「isai FL LGL24」(右)

 「isai FL LGL24」の最大の特徴は、2560×1440ドットというWQHDの液晶。1920×1080ドットのフルHDでも、すでに画素の粗さはまったく感じられない精緻な見た目だが、ではWQHDではというと、特に動画の視聴で差が感じられた。もちろん、2560×1440ドット以上の解像度を持つデモ用の動画ということもあるが、一段と高精細になった様子を、もっとも手軽に、そして強烈に感じられたのが動画だった。

 外観のデザインでは、現行のisaiで特徴だったメタルフレームが持つシャープなイメージが後退したように感じられた。新モデルは側面も同色系でまとめられ一体感は高まっているが、メタルフレームは象徴的なデザインだと感じていたパーツだったので、少し残念に思う。

 左側面にあったボリュームキーは、LG製の「G2」や「G Flex」などと同様に、背面に移動。こちらも同色系で綺麗にまとめられている。机などに置いていると押せないという問題はあるものの、手に持って使う限りは便利そうだ。

「isai LGL22」(左)と「isai FL LGL24」(右)、側面のデザインの違い

 うらやましい! 欲しい! と思ってしまったのは「ノックコード」。ノックするパターンが、ロック画面解除のためパスワード入力の代わりになるという機能で、端末をトントンとノックする回数と、ノックする点の位置関係や順番を予め決めておけば、パターン入力やPIN入力の代わりになる。画面上のどこでも認識するため、ロック解除の操作のしやすさは、格段に向上すると感じられた。

「ノックコード」の登録画面

 発表会で触れた段階では開発中であり、発売がまだ先なので、例えば「isaiモーション」などはうまく動作しない様子も散見された。ただ、画面は2560×1440ドットということだが、基本的な動作について、重く感じるようなことはなかった。

 キャリアアグリゲーションやWiMAX2+など、auの2014年夏のラインナップとしてほかにも見どころは多いが、「isaiらしさ」がどのように着地するのか、見どころである。