みんなのケータイ

 記事でご存じの通り、シャープから「EBLIEVA ブラウザビューアASP」が発表されました。インタビュー記事もあるのでぜひご覧ください。

 これに伴い、同日からGALAPAGOS STOREの「特集コーナー」でブラウザビューアが体験できるキャンペーンがスタートしています。

パソコンで試し読みしているところ。書影のクリックだけで中が切り替わる。フォントはブラウザの標準フォントか、ストア側から提供するWebフォントが用いられるとか

 「ブラウザビューア」とは、HTML5対応のWebブラウザの使える端末なら、スマホ、タブレット、パソコンとなんでも読書できるようになるというもの。発表は法人向けソリューションですが、「ブラウザビューア」そのものはユーザー側にもかなりのメリットをもたらしますね。

 現在自分の読む本の9割以上が電子書籍になったので、自分へのメリットなどを考えてみました。

 まず、本選びが格段に楽になりますね! 最近は仕事の合間に息抜きでパソコンで購入し、夜お風呂の中でタブレットで読むというスタイルが増えてきました。このとき、パソコンでは毎回ウェブブラウザと試し読み用のウィンドウの2つを行ったり来たりしてました。しかも、なぜか「試し読み」を選択すると、「今後表示しない」を選択しても毎回確認画面がでてしまうので、必ず試し読みボタンをクリックしなくちゃいけないという謎も……。

 ブラウザビューアならインラインフレーム表示になるので、本の切り替えがとてもスムーズ。今はキャンペーン対象の本、雑誌、漫画の中からの切り替えになりますが、今後GALAPAGOS STORE内がすべてブラウザビューア対応になったら、キーワード検索後の本の絞り込みなどで特に威力を発揮しそうです。

 端末台数制限問題がクリアできる点も魅力です。ブラウザビューアはそれそのものが1台としてカウントされるそうなんです。ハードウェアは単体でカウントされますが、ブラウザビューアで閲覧する場合、パソコンで読んでも、タブレットで読んでも1台。違う環境で同時に閲覧することはできませんが、5台のうち1台分をブラウザビューアにしておけば、端末が増えたときでも制限解除の手間なく読書が継続できますね。

 あとは人に勧めやすくなることでしょうか。アプリのインストールが不要なので、この本だよとURLさえ伝えれば見てもらいやすくなります。まだ機能的にはビューアアプリのほうが上ですが、確実に本の中身を見る機会は増えるだろうと思います。

 発表会では、現在GALAPAGOS STOREで提供されているコンテンツも、今年末までに全てブラウザビューア対応したいとのこと。変換作業は大変そうですが、今から楽しみです。