みんなのケータイ

 巷では“格安スマホ”が話題です。新たに登場したHuawei製のSIMロックフリーのスマホ「Ascend G6」は高スペックとの評判があり、以前から気になっていたためさっそくゲット。ひとまず手持ちのドコモのSIMカードを挿して使い始めたのですが、最高に気に入りました。

 では、どこらへんが最高かというと、まずデザイン。毎日持ち歩くスマートフォンは、どんなに機能が優れていて高スペックでも、見た目が気に入らなかったら購買意欲が沸かないもの。その点、「Ascend G6」は発表当初の第一印象からイイ!と思っていたのです。

 全体的にシンプル。側面はソリッドなアルミが強調され、背面はマットでしっとりした質感、シックで大人な雰囲気が漂ってきます。薄くて手に馴染むサイズ感なので、女性にもおすすめ。わたしは今回ブラックを選びましたが、側面のゴールドが輝かしいホワイトも女性には最高だと思います。

 美しい……。見た目から安っぽさは微塵も感じられません。

 続いてユーザーインターフェイスを見てみましょう。標準のユーザーインターフェイスとしてHuawei独自の「Emotion UI」というものを採用しています。「Emotion UI」の特徴は、ホーム画面にアプリ一覧とウィジェットが同じ画面にまとめて配置するタイプなので、シンプルでわかりやすいところがポイント。もちろん、アプリをフォルダにまとめることもできます。

「Emotion UI」はホーム画面とアプリ一覧がひとつにまとまり、ウィジェットも配置できる
アプリアイコンにも統一感がありこだわりが感じられる。さりげなくおしゃれ
もうひとつの「シンプルUI」は用途が直球でわかるタイル型のデザイン。スマホ初心者やシニア層にもよさそう
アラームの使い勝手がよいのは地味にうれしい

 細かすぎて伝わらないかもしれませんが、個人的にうれしかったポイントとしては「アラーム」の登録数です。機種によっては、登録できる数が20パターンまで、といったように制限が設けられているのですが、Ascend G6はおそらく無制限に登録できるようです。ためしにいっぱい登録してみたのですが、50以上登録できたので途中でやめました(笑)。これだけ登録できれば問題なしです。あらかじめいっぱい登録しておいて、寝る前に翌朝の起床時間に合わせて数パターン分をタップしていけばOKなので、いちいち登録する面倒がないということです。(さらに細かすぎますが、)登録順ではなく、時間順に自動で整列されるところもありがたいです。アラームの設定時に、行ったり来たりスクロールしなくても大丈夫。

 私がアラームのほかによく使う機能として、テザリング、おサイフケータイがあります。テザリングは問題なく使えましたが、残念ながらFeliCa対応ではないので、これまで便利に使ってきたおサイフケータイが使えなくなってしまいました。そこだけちょっとマイナスポイントかな……。

 とはいえ端末もリーズナブルな上に、音声通話機能つきのSIMにMNPすれば格安運用ができちゃうのは、この上ない魅力。使ってみて安っぽくないAscend G6ですが、“コスパが高い”といった意味では超割安と言えるかもしれません。