みんなのケータイ

 Windows Phoneの最新OS、Windows Phone 8.1は最近販売が始まったLumia 930やLumia 630には最初からプリインストールされている。既存の機種についても順次アップグレードがはじまり、筆者のAT&T版Lumia 1020にもようやくダウンロード提供された。

 Windows Phone 8.1の新機能はiOSのSiriのような音声によるデジタルアシスタント、Cortana(コルタナ)が目玉の一つであるが、まだ対応する国や言語が限られているため日本人には実用性は低そうだ。今後のアップデートに期待したいところ。

タイルの数を大幅に増やすことができる

 それよりも外観上の一番の大きな変化は、スタート画面の変化だ。Windows Phoneの特徴であるアプリやショートカットのタイルを今までよりも小さくし、より多数を配置できるようになったのである。タイルの数は最少タイルサイズにした場合、横6個×縦10個の合計60枚を一画面で見ることができる。もちろんそれ以上タイルがあれば、スクロールすることでそれらの下に続けて表示できる。これだけタイルが並べられれば、インストールしているアプリすべてをスタート画面に配置することも可能だろう。

 とはいえ、すべてがミニタイルでは見にくいことと、画面上にアクセントを利かせるために、タイルのサイズは大(長方形)、中(正方形)、小(ミニサイズの正方形)と3種類から選ぶことができる。タイルそのものがスタート画面のデザイン要素にもなっているため、タイルの配置をあれこれいじるだけで見た目のカスタマイズも楽しめる。

タイルは透明化されているので背景写真を張り付けも可能

 さらにはタイルが透明化されたため、背景に写真を張り付けることも可能になった。ただし、まだすべてのアプリのタイルが透明化されておらず、アプリごとのアップデートを待つ必要があり、背景写真が一部透けて見えない状態なのだが、それはそれで「どのタイルをどこに配置しよう」と考えるのも面白い。

 筆者のLumia 1020のスタート画面にはタイルを30枚配置しているが、実はそのうち普段使うアプリは半数程度。そのため以前の数の少ないタイル配置に戻してもいいのだが、数が多いほうがよく使うアプリの位置を自由に動かしやすいため新しいスタート画面が気に入っている。