みんなのケータイ

 au網を使うケイ・オプティコムのMVNOである「mineo」で購入した「AQUOS SERIE SHL25」。ハードウェアとしての「AQUOS SERIE SHL25」は、auが販売しているものと同じということになるが、1カ月程度使ってみて、これまでメインで使っていた「isai LGL22」との違いがいくつか見えてきた。

 液晶パネルの違いは一番最初に気が付く部分で、今ではもう慣れてしまったが、当初は視野角の違いがけっこう気になった。これはisaiの液晶パネルが広視野角で優秀だった、と言うべきだろうか。総合的なバッテリーの持ちは「AQUOS SERIE SHL25」のほうが良いため、判断が難しい部分だ。

 端末の下半分を持つと、それを検知してさまざまな機能を提供する「グリップセンサー」や、画面がスリープの状態でスワイプすると画面が点灯する「Sweep ON」などは便利に使っている機能。「isai LGL22」のノックオンも気に入っていた筆者にとって、画面を使ってスリープ解除というのはもはや必須機能になってしまっている。

 前回、auで契約しているSIMカードをmineo版「AQUOS SERIE SHL25」に入れて試してみたいと書いたが、結果は、基本的な通話・通信は問題なくできた。mineo版「AQUOS SERIE SHL25」はmineoのAPN設定などがすでに入力されているので、これらを削除すれば、au版SIMカードでも問題なく使えた。

 一方、端末には一部にauのサービスのアプリやアイコンが残っているため、錯覚してしまうのだが、mineo版「AQUOS SERIE SHL25」では、auのSIMカードを挿入しても、au IDやそれに関連したサービスは利用できないようだ。au IDの設定確認画面ではエラーが返され、au Marketのアプリはダウンロードできても起動できなかった。つまり、(当たり前かもしれないが)mineo版「AQUOS SERIE SHL25」にauのSIMを挿入しても、完全なauの端末の代わりにはならない、ということになる。

 こうして改めて確認した結果、迷い(?)も無くなり、mineo版「AQUOS SERIE SHL25」は、auのSIMではなくmineoのSIMで存分に使う端末と決めることができた。次回以降はネットワークやサービスについてもう少し触れてみたい。

isai LGL22(左)とAQUOS SERIE SHL25(右)。正面から見た際の発色に問題はないが、SHL25の視野角はやや狭めという印象
au ID設定は、auのSIMカードを挿入した場合でも利用できなかった