みんなのケータイ

 ソフトバンクがiPhone 6/6 Plus発売と同時に始めた「アメリカ放題」。アメリカ滞在中も、日本からの電話の着信が無料となり、パケット料金も日本での料金プランが適用されるという画期的なものだ。10月初旬、出張でニューヨークに行く機会があったので、早速試してみた。

 まず、設定だが、設定画面で、キャリアの接続先を「自動」にする。さらにモバイルデータ通信は「4Gをオンにする」と「データローミング」をオフにしておく必要がある。この設定であれば、通常、海外渡航時はデータ通信ができない状態になるのだが、アメリカにいる際には、Sprintのネットワークが使える。

 4日間、アメリカに滞在していたが、正直なところ、「ネットワーク品質に不満はあるが、料金を気にせずに使えて大満足」といった感じだ。年内はLTEではなく、3Gのみの接続となるので、通信速度は期待できない。また、ネットワークの面展開もイマイチで、場所によってはSprintの電波が拾えず、AT&Tの電波に接続してしまうこともあった。

 データローミング設定がオフになっているので、パケット料金が課金されることはないが、電話を着信してしまうと、別料金が発生すると思われるので、このあたりは注意が必要だ。

 せっかくなので、アメリカの4大キャリアの通信速度比較をやってみた。場所はニューヨークのセントラルパーク。昼時、子どもたちが野球をして遊んでいる横で実験してみた。

 AT&Tはau契約のiPhone 6で国際ローミングでつながっている。Verizonは筆者がアメリカでポストペイド契約しているもので、Sprintはソフトバンクのアメリカ放題。T-mobile USは、同じく出張に来ていたライターのなかやまさとるさんがプリペイド契約しているものをお借りした。

 Speedtest.netアプリで3回、RBB Todayの測定アプリで3回、試してみたが、圧倒的に速かったのはVerizonだった。アメリカで人気のキャリアだというのも納得だ。Sprintも3G接続の割には他社と比べても健闘していると思う。T-Mobile USはなぜかアップロードが強かった。

Speedtest.net ダウンロード アップロード Ping
AT&T 1.67Mbps 4.57Mbps 640ms
Verizon 8.34Mbps 4.18Mbps 49ms
Sprint 2Mbps 4.09Mbps 449ms
T-Mobile US 2.45Mbps 7.47Mbps 39ms
RBB TODAY ダウンロード アップロード Ping
AT&T 2.46Mbps 3.2Mbps 478ms
Verizon 10.18Mbps 1.96Mbps 279ms
Sprint 2.75Mbps 0.96Mbps 301ms
T-Mobile US 2.64Mbps 13.42Mbps 435ms

 だが、AT&Tへのローミングは、auだけでなくNTTドコモなど多くのユーザーが利用する環境だし、T-Mobile USのプリペイドも、渡航者が入手しやすいだけに、ユーザーが感じる実態に近いと言える。ソフトバンクのアメリカ放題は来年にはLTE網へ接続できる見込みなので、大幅な通信環境の改善が期待できるかも知れない。