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曲面ディスプレイのエッジスクリーンを採用した「GALAXY Note Edge」

 冬商戦が始まり、メインのスマートフォンを機種変更することにした。決して、東京都の石野純也さんが「Xperia Z2 SO-03F」を壊したからではなく、この時点ですでに予約していた端末を予定通り購入した格好だ。選んだのは、右端が曲面になったディスプレイを採用した、「GALAXY Note Edge SC-01G」。この原稿を書いている10月23日に発売され、仕事の合間をぬって入手した。

 なぜこの機種にしたのかというと、一言でコンセプトがおもしろかったからに尽きる。IFAで発表された際に実機を見ていたが、実は当初はピンときていなかった。残念ながらソニーと時間がかぶってしまい発表会に出られなかったこともあり、よくある手持ちの技術をとりあえず採用してみた“色物”だと感じていたのかもしれない。しかし、しっかり実機に触れ、サムスン電子の話を聞いてみると、この機種こそがGALAXY Noteシリーズの正統な後継者ではないかとすら思えてきた。特にフリップタイプのカバーである「Flip Wallet」をつけると、それが際立ってくる。

「Flip Wallet」をつけると、まるで手帳のように見える

 サムスン電子によると、GALAXY Note Edgeのエッジスクリーンは、手帳やノートのインデックスがモチーフになっているという。Flip Walletがこの部分を覆っていないのは、そのため。紙の手帳だとインデックスを頼りにしてページをめくるが、GALAXY Note Edgeの場合は“スマートフォンのページ”とも言えるアプリを配置することができる。また、アプリの通知もエッジディスプレイに表示される。アナログな手帳では不可能なことだが、自動的に書き加えられたページにインデックスがつくといったところだろうか。

 もともと、GALAXY Noteシリーズは大画面でパワフルなスマートフォンにペンを載せ、デジタルとアナログを融合させることを目的としていた。その意味で、エッジスクリーンが搭載されたGALAXY Note Edgeは、より「手帳っぽさ」「ノートっぽさ」が増したとも言えるだろう。エッジスクリーンのお陰で、「S View Cover」のような小窓が空いたフリップカバーを採用する必要がなくなったのも、そう思える要因の1つだ。似通った形のスマートフォンが多い中、ここまでコンセプトを明快にして、デザインにまで落とし込んでいる端末はなかなかない。

 あまりコンセプトばかりを語っていると、だんだんポエムのようになってくるので、もう1つ実利的な理由を挙げておきたい。筆者はメイン端末とは別に、KDDI版の「GALAXY Note 3 SCL22」も普段から持ち歩いていた。Sペンを使ってメモを取ったり、取材時のボイスレコーダーとして使ったりと、まさに「仕事道具」としてフル活用していた。GALAXY Noteシリーズの使い勝手のよさは、それで分かっていたというわけだ。

 上記のような理由で特にペンを使うことが多いため、書き味は重要だ。GALAXY Note Edgeは、そのSペンの感度が2倍の2048段階で、GALAXY Note 3と比べても格段にメモが取りやすくなっている。また、3つのマイクで、誰がしゃべっているのかをきちんと判別できるボイスレコーダーも搭載する。この2つの機能は、まさに自分の使い方にピッタリ。どうせなら、メイン端末にしてみようと思い購入に至った。

Sペンの感度が2倍に上がり、書き味もよくなった
3つのマイクを使い、方向まできちんと記録するボイスレコーダー

 まだセッティングを済ませてから1〜2時間程度しか触っていないので大まかなインプレッションしか語れないが、エッジスクリーンはやはり便利。アプリのショートカットをギュッと詰めておけるので、ディスプレイを広々と使えるし、着信や通知にも気づきやすい。エッジスクリーンを除いたディスプレイの解像度もWQHDで、フルHDだったGALAXY Note 3より文字や画像が締まって見える。もちろん、レスポンスも十分だ。

VPNを設定すると、PINコード以上のセキュリティが必要になる

 一方で、完全には慣れていないこともあり、片手で操作するとたまに間違ってアプリが起動してしまう。また、細かな点だが、VPNを設定した際に、パターンロックが使えない点にも少々戸惑っている。セキュリティの都合上、AndroidではVPNを使おうとすると何かしらのロックをかけなければいけないのだが、今までの機種はパターンロックでも大丈夫だった。一方で、GALAXY Note Edgeは最低限PINコードにしなければならず、少々ロックの解除が面倒。ここは変更できるとうれしい。

 購入にあたっては、Flip Walletの入手に少し苦労した。機種変更した家電量販店では置いてないと案内されたため、同じ系列のGALAXY SHOPが設置された店舗に行ってみたが、やはり品切れ。最終的には、親切なTwitterのフォロワーの方が目撃情報を教えてくれたため、何とか手に入れることができたが、そこは最初に機種変更した店舗だった。置いてないという情報は、間違いだったのだ。

 そもそも、GALAXY Note Edgeは、エッジスクリーンが売りの端末。であれば、Flip Walletをつけた方が、よりコンセプトも際立つ。個人的には、先端的な商品を目指したGALAXY Note Edgeをせっかく販売するなら、Flip Walletは本体に同梱すべきと思うほどだ。コストとの兼ね合いで難しいとしても、せめて端末の近くに置くなど、もう少し分かりやすく売っていくべきだと感じた。また、GALAXY Note Edgeの販売国が少なく、中でも日本がトップバッターということもあり、Flip Walletのバリエーションが2色と少ない。GALAXY Note 3のように、カラフルなカバーが選べないのは残念だ。この点は、今後の拡充に期待したい。