みんなのケータイ

 前回、「mineo」で買った「AQUOS SERIE SHL25」を持って伊豆大島に出かけたことを書いたが、ここでひとつの事件が起こってしまった。もちろん、旅行中はそもそも台風が接近している最中であり、島を出る際には風雨の中の強行出港だったのだが、そういう事情とは関係なく、「AQUOS SERIE SHL25」の画面に細かい擦り傷を無数に付けてしまったのである。

傷だらけにしてしまった「AQUOS SERIE SHL25」

 筆者は(保険として)通話のための端末として旅行に「isai LGL22」も持っていったのだが、ズボンのポケットに「isai LGL22」と「AQUOS SERIE SHL25」を重ねて入れていたところ、「AQUOS SERIE SHL25」の画面に無数の擦り傷が付いてしまったのだ。そのことに気が付いてからは、重ねて入れるのをすぐに止めたが、後の祭りである。

 傷が付いた場所をよく見ると、「isai LGL22」のカメラレンズの膨らんだ形状のあたりが「AQUOS SERIE SHL25」の画面に幾度となくぶつかり、傷が付いてしまったようだ。レンズまわりは別段角張った形状ではないため気にしていなかったのが甘かったようだ。液晶保護フィルムなどを使用していなかったのも、見込みが甘かった。最近は傷への耐性があるガラスを採用するスマートフォンが増えているため、油断していたのだ。

 画面を傷だらけにしてしまった結果、表示する画面によっては少しモヤがかかったように見えたり、タッチ操作の度に指先にザラザラとした感触が伝わったりと、かなり残念な感じに。今回の件で、唯一の救い(?)は、筆者が「AQUOS SERIE SHL25」を購入した際、修理費用を低減できる「端末安心サポート」(月額370円)に加入していたことだ。1回目の修理は5400円(税込)。基本的な使用に支障は出ていないが、思い切って修理に出すことにした。

 執筆時点では修理が終わっていないため、結果を含めて報告することができないのだが、ISPとしての事業も長いケイ・オプティコムとあって、サポート体制や対応の流れに大きな不満は感じなかった。

 実店舗のないMVNOとあって、店頭対応はできないが、修理の依頼方法や流れはスムーズな形で用意されている。「端末安心サポート」の専用ダイヤルに電話をかけ、担当者に修理を希望している旨や理由、個人情報の確認などを行うと、手続きは完了し、後日自宅に代替機が届けられる。配達員(私の自宅では日通だった)が持ってきた代替機を受け取り、修理に出す端末を配達員に預けると、後日サポートセンターから受け取った旨の電話がきて、こちらの申告通りなので、メーカーへ修理に出しますと告げられた。この際、「背面も傷がついていますが、どうしますか?」と聞かれ、こちらも交換をお願いすることにした。

 ひとつだけ戸惑ったのは、修理する端末を配達員に預ける際の手順だ。修理依頼時の電話で、受け取る際の手順を詳しく説明されなかったため、代替機は受け取っただけで、配達員には購入時の製品パッケージに端末を入れて預けてしまった。このため、一緒に送ると聞かされていた、サインを入れた同意書は、別に郵送する形になってしまった(午前中の寝起きで、頭が働いていなかったというのもある)。

 後で確認したところによると、正確な手順は、代替機が届けられたら、その場で箱を開け、代替機と代替機の返送用封筒を取り出し、同梱の書類にサインをして箱に戻し、修理用端末もその箱に入れ、配達員に渡す、という手順だった。この手順、配達員は詳細を知らないため、ユーザー側が把握しておく必要があるのだ。

 MVNOから端末を購入するとなると、こうした修理や、不測の事態への対応について、不安を覚えることもあるかと思う。今回、受け取りの手順は少しミスをしてしまったが、流れや対応スピードはなんら問題がないという印象だ。現在は、どんな液晶保護フィルムを買うか迷っているところだ。