みんなのケータイ

 前回の記事でも触れたように、現在、ボクの手元にはiPad Air 2のSIMロックフリー版がある。これまで持っていたiPad Airのバックアップの書き戻しがうまくいかなかったものの、新しいiPadとして設定し、必要なアプリやデータを個別にインストールすることで、何とか従来と同じ環境を再現することができた。ちなみに、SIMカードはIIJmioのSMS対応SIMカードを使っている。

 iPad Air 2は元々、書籍などを執筆するために購入したもので、書籍の制作が終わった後は、近所に買い物に出かけたり、遊びに出かけたりするときの“おでかけカバン”に入れて、持ち歩くことが多い。忘年会や宴席が多い今のシーズンは、持ち歩く回数も増えている。

IIJmioのSIMカードは快適に使えているけど、ふと気付くと、3Gに落ちていることがある

 外出先のちょっとした空き時間に使うことが多いわけだけど、ちょっと気になるのが電波のつかみ具合い。iPad Air 2を使っていて、たまに画面左上のアンテナピクトの表示を見ると、「3G」になっていることが多いのだ。普段、仕事用カバンに入れて持ち歩いているiPad mini 3 NTTドコモ版に比べても明らかに多い印象で、もしかすると、チップセットが異なるiPad Air 2ならではの現象なのかもしれない。一度、電源を切り、再投入すると、再び「LTE」になることが多いんだけど、どうも3Gに落ちた後の復帰する部分に何らかの問題があるような印象だ。

 iPad Air 2はそんなに利用頻度が高いわけでもないので、そのまま使い続けてもいいんだけど、それじゃあまり面白くないので、以前から気になっていたauの「LTEデータプリペイド」を契約してみることにした。このプランはその名の通り、LTEデータ通信のみが利用できるプリペイド契約で、チャージ料金は1GBごとに1500円で、チャージした時点から31日間まで有効となっている。ちなみに、このチャージ料金にはインターネット接続の「LTE NET」、データ通信プランの「LTE NET for DATA」、「テザリングオプション」が含まれており、グローバルパスポート対応機種では海外でも利用できる。また、すでにauを利用しているユーザーが契約する場合、メインの回線と同じau IDを登録して、コンテンツを両方で利用できたり、LTEデータプリペイドの利用分をau WALLETのポイントに貯められるほか、同じお客様サポートの画面で状況を確認できるなど、便利な面が多い。まもなくサービスが開始される予定の「データギフト」にも対応しているので、スマートフォンで余ったデータ通信量をiPadに回すといった使い方もできそうだ。

auのLTEデータプリペイドを契約してみた
IIJmioのSIMカードをau Nano ICカードに交換

 LTEデータプリペイドの申し込みは、基本的には新規契約と同じ扱いなので、au取扱店での手続きが必要で、運転免許証などの本人確認書類も必要な上、新規契約時は契約事務手数料として、3000円が請求される。今回はできたばかりのau SHINJUKUを利用することにした。手続きについては新規契約と同じなので、いろいろな確認を取りながら、手続きを進めることになる。

 ただ、LTEデータプリペイドがまだ始まったばかりのプランである上、筆者が複数のauの回線を持っていて、確認に手間がかかったこともあって、カウンターに座ってからSIMカードの受け取りまでに、約1時間以上かかってしまった。センターと電話でやり取りしながら、奮闘してくれたスタッフには拍手を送りたいが、海外でプリペイドのSIMカードを購入し、アクティベーション(開通作業)を済ませるのに、長くても20〜30分で済んでいることを考えると、もう少し事務的なオペレーションを簡略化するなり、効率化を図らないといけないだろう。

 さて、au Nano ICカード(SIMカード)を受け取ったら、今度はiPad Air 2に挿して、設定開始という流れになるわけだけど、何をどうすればいいのかがさっぱりどこにも書いてない……と思いきや、手渡されたSIMカードといっしょに手渡された「iPad/iPad mini(iOS8以降)データチャージご利用方法」という紙を見て、ちょっと納得。同様の内容はauのQ&Aプラスの「【データチャージ/LTEデータプリペイド】iPad(iOS8以降)でデータ通信量を購入(チャージ)する方法」でも確認できる。

 要するに、今回、新たに発行されたau Nano ICカードは、LTEデータプリペイドを申し込んだだけの状態で、まだ何もチャージをしていないため、データ通信が利用できず、iPadからデータチャージの手続きをすれば、使いはじめられるようだ。かつてiPad Retinaディスプレイモデル(iPad 4) Verizon版iPad mini Retinaディスプレイ AT&T版を購入したとき、iPadの設定画面からプリペイドのチャージができる話を取り上げたけど、あれと同じような流れでデータチャージができるわけだ。

 具体的な手順としては、iPadの設定画面から[モバイルデータ通信]-[アカウント表示]を選ぶと、[モバイルデータ通信アカウント]の画面が表示されるので、契約時に登録した暗証番号を入力。連絡先メールアドレス、支払い方法、クレジットカード番号などを入力し、自動リチャージの回数やタイミングを設定する。今回は1回のみを選んだが、容量を使い切ったり、有効期限が来たタイミングで、自動的に複数回、リチャージをくり返す設定もできる。データチャージの有効期限が切れても365日間は電話番号が保持されるので、また必要なときにチャージして利用することも可能だ。

 データチャージの手続きは、登録したメールアドレスにメールが届くか、iPadの画面上に「モバイルデータ通信プランが更新されました」と表示されれば、無事に完了となる。ボク自身は過去にVerizon版やAT&T版で体験していたので、わりとスムーズに手続きができたけど、はじめての人はちょっと戸惑うかもしれない。

iPadの設定画面から[アカウント表示]を選ぶと、こんな画面が表示される
データチャージの料金は1つだが、自動リチャージの回数とタイミングを設定できる
メールアドレスやクレジットカード情報などを登録すれば、準備完了
手続きが完了すれば、iPadの画面にメッセージが表示される。登録したメールアドレスにメールも届く
WiMAX 2+の力なのか、とにかく速い。電源投入時にネットワークをつかむまでの速度もかなり速い印象

 ところで、気になる使い心地やパフォーマンスだけど、通信速度のベンチマークソフトで見る限り、通信速度は文句なしに速い。ネットワークへの接続も非常に安定していて、かなり快適に使える印象だ。現在の利用状況については、データチャージのときと同じように、設定画面の[アカウント表示]からログインすれば、すぐに残データ量や有効期限を確認することができる。

 思い返せば、このコーナーの「Verizon版iPad 4がiOS 6.1でドコモのLTEに対応」「今年も米国で買ったSIMフリー版iPad」で、@@em|「日本でもiPadでプリペイドのオンラインサインアップできたらいいのに……」@@と書いたけど、auのLTEデータプリペイドとiPadの組み合わせは、その要望に見事に答えてくれたという印象だ。個人的にはもう少し料金を下げて、有効期限を延ばしてくれれば、よりベターなんだけど、まずは使い勝手のいい環境ができたことに拍手!