みんなのケータイ

固定電話の子機になったSH-08E

 つい先日、築ン十年の木造戸建ての2階から、マンションという名の鉄骨の建物に引っ越しました。

 引っ越すと、あらゆることが変わります。当然配線も変わりますね。なぜこんなところにコンセントがあるのかしら! といったことはよくありますが、固定電話のモジュラージャックもその1つ。新居は本来親機を置きたい仕事場と、台所のモジュラージャック位置がかなり離れており、ケーブルを這わせるのはちょっとどうかというレベルなのです。しかも、それまで使っていた付属の子機のバッテリーも寿命を迎えつつあり、たまの通話中でもバッテリー切れを知らせるアラームが鳴ってうるさいという状態。

 家の電話はあまり使わないので維持費下げたいということで、今回の引っ越しにあたり、NTTの電話回線を休止し、フレッツ光ネクスト(マンションタイプ)を使った「ひかり電話」に変更しました。そのため、「離れた場所のある固定電話を仕事場でも使いたい」という目的において、3つの選択肢がありました。

(1) 新しい子機を増設して仕事場に設置する
(2) NTT東日本の「スマホdeひかり電話」を導入して、スマホを子機にする
(3) スマホが子機になる電話機を導入する

 ただでさえ物が多く、たこ足配線になりがちなので、これ以上コンセントを埋めるものは置きたくないということで、子機の増設は却下。

 とっても興味を抱いた「スマホdeひかり電話」ですが、使うには別途月額300円(税別)の無線LANカードをレンタルする必要があるそうです。ただ、すでにAirMac Time Capsuleを導入済みだったため、できればそちらを使いたい。あれこれ調べてみたのですが、自分がトライするには相当ハードルが高そうだということで断念しました。

左はレンタル中のひかり電話ルーター、中央が「VE-GDW03DL」、右がAirMac Time Capsule

 というわけで、電話機そのものをパナソニックのデジタルコードレス電話機「VE-GDW03DL」に買い替えることにしました。親機をアクセスポイントに接続し、iPhone 6 PlusとiPhone 5s、Nexus 5に専用アプリをインストールして子機化成功。

 スマホを3つも子機にしたことで、一番手元に近いどれかで電話の発着信が可能になりました(あまり使わないのに)。しかし、ここでまた気になることが。当たり前ですが、アプリを常駐させていないと着信できないんですよね。3つもあればどれかは起動してそうですが、バッテリーのことも考えるとどうかなと思ってしまいました。

使うときに縦にすればいいし

 そこで思い出したのが、いつもクレードルにどっかりと座っているタブレット「AQUOS PAD SH-08E」の存在。こいつなら仕事デスクに充電した状態で設置できます。iPhone 6 Plusの登場で出番が激減していたSH-08Eですが、まさかの復活!

 早速アプリをインストールしてみたところ、いい感じに運用することができそうだと分かりました。アプリ「スマートフォンコネクト for GDW03」が回転しないため、横置きは画面が倒れて妙な感じですが、バッテリー切れの不安もなくアプリを常駐させるという目的は達成できました。

 と、あまり使わないのに、なんだか燃えてしまったのでした。