みんなのケータイ

 2014年12月18日の発表会で「mineo」の料金値下げが発表され、同時に新しい取り組みも発表された。2015年2月1日から開始される新料金については既存ユーザーも対象。現在でも、筆者はデータ通信専用の1GBプランなのだが、繰り越しやケイ・オプティコムからのパケットギフトのプレゼントによって、月間のデータ容量が最大で4GBになっており、かなり充実した内容になりつつある。

 また、この発表会では、「直近3日間で500MB以上」という条件の通信速度制限を2月1日から撤廃することや、高速通信のオン・オフを簡単に設定できる「ターボ機能」、ユーザーどうしの「パケットギフト」を提供する(どちらも春から)など、使い勝手に直接影響しそうなサービスが順次登場する予定になっている。

 そして、発表会でも案内されていた、ユーザー同士、ユーザーとmineoのスタッフが交流できるというコミュニティサイトが1月13日にベータ版としてオープンした。その名も「マイネ王」。

2014年12月18日の発表会でアナウンスされたコミュニティサイトの立ち上げ

 見出しや画像がタイル状に並べられたオープン当初のエントリーの数々を見ると、mineoから発信している比較的真面目な内容のほかにも、ネタ系、体を張ったレポート系、はてはけっこうなコストがかかってそうな、エイプリルフールのようなネタなども混ざり、予想の斜め上を行く布陣のようだ(笑)。発表会でコミュニティサイトを立ち上げると聞いた時、筆者はもっと堅苦しいものになると想像していたのだが、良い意味で裏切られたようだ。

 コメントを残すとプレゼントが当たるというキャンペーンも実施されているが、こちらも、プレゼントのラインナップにシャープの「AQUOS SERIE SHL25」、京セラの「LUCE KCP01K」などに加えてパナソニックのタフパッド「FZ-E1」を紛れこませるなどツッコミどころはしっかりと残されている。ちなみに「FZ-E1」はmineoでの動作検証を実施済みとのことだ。

 前述しているように、この2月や春からは、日常的に使う上で直接影響がありそうな機能やサービスが順次提供される。使いこなしや知らなかった機能、使い勝手を簡単にチェックするという意味でも、「マイネ王」は便利なサイトになりそうだ。件の発表会では、「マイネ王」発として、将来のサービス開発を睨んだ開発者とユーザーとの交流の場なども設けたいと説明されており、わりと本気のようだ。

 MVNOとひと言でくくってしまうと今や多数の選択肢が乱立した状態だが、砕けたテイストのコミュニティサイトをMVNOが提供するというのは比較的珍しい。ファンやユーザー、提供する企業の雰囲気でMVNOを選ぶ、という未来も、あるのかもしれない。