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セブ島でタクシー配車アプリ「Grab Taxi」を使う

 フィリピン・セブ島でタクシー配車アプリ「Grab Taxi」を使ってみました。

 セブ島内にはたくさんのタクシーが走っており、通常のタクシーであれば初乗りが40フィリピンペソ(現在のレートで約100円)と料金も安く、公共交通機関が「ジプニー」と呼ばれる乗り合いバスしかないセブ島およびセブ市内を移動する際にはタクシーは欠かせない交通手段です。

 しかし、実際にセブ市内でタクシーを利用してみると、時間帯や場所によってはなかなかタクシーがつかまらなかったり、ドライバーに目的地を伝えるのが意外と難しかったり、場合によってはメーター以上の料金を請求するドライバーも珍しくはありません。

セブ市内の「SM City Mall」のタクシー待ち行列。休日の夕方で混雑

 特に筆者がストレスを感じるのは、空港やショッピングモールなどのタクシースタンドでタクシーの待ち時間が長い場合です。曜日や時間帯によっては1時間以上を待つのでは。と思われるほどの行列になっていることも珍しくなく、この待ち時間をどうにか短縮することはできないものか……と、タクシー待ちの行列に並ぶ度に思っていました。

 筆者が初めてGrab Taxiを使ったのは、セブ島の玄関口となっている「マクタン・セブ空港」から滞在するホテルへ移動する際に、空港のタクシースタンドの行列が非常に長くなっていたことがきっかけでした。

 「この調子だと30分以上は待ちそうだなぁ……」と思っていたところに、セブ島でGrab Taxiが利用可能となったことを思い出し、その場でスマートフォンのアプリをダウンロードして使ってみることに。

名前・メールアドレス・電話番号を登録する

 Grab Taxiのアプリは、Google PlayあるいはApp Storeなどから無料でダウンロードができます。筆者が試したAndroid版では、利用開始に伴い名前・メールアドレス・電話番号の登録が必要となりました。カード情報などは登録不要登録した電話番号宛に認証コードがSMSで届きますので、電話番号は間違えないようにしましょう。

 ユーザー登録を終えたあと、地図や建物名などから出発地および目的地を設定して「Confirm Booking」に進むと、近隣のGrab Taxi対応ドライバーに対して予約リクエストが一斉送信され、対象となるドライバーがリクエストを受け入れると配車されます。リクエストが受け入れられなかった場合でも同一の内容で予約リクエストを再送することができますが、時間帯や場所によっては、リクエストがなかなか受け入れて貰えないこともあります。

 ドライバーが予約リクエストを受け入れると、予約を受け入れたドライバーの現在位置や到着までの予測時間などが情報がアプリ上に表示され、ドライバーの携帯電話に直接電話をかけられるようになります。

 電話によるコミュニケーションは必須ではありませんが、筆者が初めてGrab Taxiを使ってタクシーを予約した際、配車されるドライバーがアプリ上ではすぐ近くにいるように表示されているにも関わらず目的のタクシーの見つけることができませんでした。そのため、こちらから電話をかけてお互いがどこにいるのかをやりとりした上で、目的のタクシーを見つける必要がありました。

出発地と目的地を入力してタクシーを検索
予約リクエストを受け入れたドライバーの情報が表示される
このタクシーは車体にナンバープレートの番号が表示されていた

 これは、Grab Taxiのマップに表示されるタクシーや自分の位置の精度が悪いということではなく、初めてGrab Taxiを使ったため、どのようにしてタクシーを見つければ良いのか筆者があまり理解していなかったことが大きな理由です。他の地域でも同様かは不明ですが、Grab Taxiに表示されるタクシーの番号は、ナンバープレートの番号で、車体に表示されている番号とは異なる場合があるようです。

 Grab Taxiで配車したタクシーに乗車する際は、乗車時に「Grab Taxiで予約した者である」ということを明らかにしましょう。セブ島で試した限り、現地ドライバーにとって馴染みの薄い日本人の姓名よりも「Grab Taxi」というサービス名を伝えた方がスムーズに伝わるように感じました。

 Grab Taxiは予約の段階で目的地を入力していますので、基本的には「乗っているだけ」で目的地に連れて行ってもらうことができます(ドライバーが道を間違えたりしなければ……)。現地のタクシードライバーとコミュニケーションがスムーズにいくかを心配する必要が無くなる点で安心です。

 また、前述の通りセブ島ではメーター料金以上の料金を要求してくるタクシードライバーもよくいるのですが、Grab Taxiでは予約時に料金目安が表示される上に、利用後は出発地・目的地・料金の記載されたレシートが登録されたEメールアドレス宛に届くようになっています。

利用後に届くレシート内容。料金なども記載されている

 このため、ドライバー側でもメーター料金以上の金額を請求しにくい。ということがあるのでしょう。セブ島滞在中に5〜6回ほどGrab Taxiを使ってみましたが、メーター料金以上の金額を請求するドライバーは一切いませんでした。こういった点でも「安心して使える」サービスになっています。

 筆者がセブ島に滞在したタイミングでは、セブ島内でのGrab Taxiは手数料が無料となっていました。同じくフィリピンのマニラで利用した場合は70フィリピンペソが必要となりますが、特にタクシーの待ち時間が長くなることが予想される場合や、タクシーを利用する場所や時間帯によっては不安がある場合などには十分に手数料を支払う価値のあるサービスと思います。