みんなのケータイ

通話しながら利用できる「シンク機能」

 こちらの記事にもある通り、au VoLTEの注目機能の一つ、「シンクコール」のシンク機能が「isai VL LGV31」でも1月29日からソフト更新を行うことで利用できるようになったので、さっそくアップデートして利用してみた。

 これまでauの端末では音声通話とデータ通信は排他、つまり両方を同時に行うことができず、状況としてはそんなにあるケースではないものの、Webブラウザでサイトを眺めながら音声通話で相談、なんていうことができなかった。VoLTEサービスの提供に伴いスタートした「シンクコール」では、これが可能になり、さらに画面を共有できる「シンク機能」で、さらに一歩前進した。

 とはいえ、サービス開始時点において対応機種が3つしかなく、まだまだ相手が少ない状況。仕方がないので、同端末を持つ本誌コラムでもおなじみの法林さんに電話し、協力をお願いし、その場でシンク機能を試した。

 「画面シンク」「カメラシンク」「位置シンク」「手書きシンク」の4つの機能があるが、それぞれ使い道のアイデア次第で便利に使えそうだ。例えば、「画面シンク」はサイトやドキュメントを見ながら、微調整の指示を出す際に便利そうだし、「位置シンク」は神楽坂のような入り組んだ路地にあるお店で待ち合わせする時などに便利そうだ。いずれも音声と手書きで相手をガイドできるメリットと言えるだろう。

「位置シンク」で自分の現在地を表示した上で「手書きシンク」で補足を書き込んだところ
相手(法林さん)端末の画面上にも同じものが表示されていることがわかる

 同機能を利用する場合、当然、画面を見ながら通話することになるわけだが、スピーカーホン機能を利用することも利用できるが、イヤホンマイクやBluetoothヘッドセットを活用すればさらにスマートだ。もっとも、Bluetoothを利用した瞬間にせっかくのVoLTEの高音質が生かせなくなってしまうのだが……。

 そんなに頻繁に利用する機能ではないが、ここぞという時には便利なので、早く対応端末が増えてほしい。