みんなのケータイ

フォトアプリ

 「GALAXY S5 Active」片手に、さまざまな場所で、最近話題の位置情報ゲーム「Ingress」にはげむこの冬。そんな中、Ingress関連で利用頻度がグイグイ向上しているのが、Android標準の「フォト」アプリ。こいつを使って、Ingressのある機能に向けた画像を作るのだ。

 たびたび新機能や仕様変更が実施されるIngressでは、最近、「ミッション(MISSION)」を楽しむユーザーが増えてきた。そのミッションのほとんどは、ユーザーが作り上げるもの。どこかの誰かが作ったミッションに挑み、訪れる場所を探し当ててクリアしていく――という形で遊ぶもので、近隣にある歴史的な施設、あるいは多くの来場客が訪れるコンサートホールなどをテーマに「〇〇を訪れる」などといったミッションが数多く作成されている。

 筆者は今のところ、プレイするよりも作り手としてミッションを楽しみたいという気持ちが強いのだが、そこで1つの壁が立ちふさがった。それは、「メダル」と呼ばれる画像を作る必要があることだ。メダル用の画像は、ミッション一覧で表示されたり、クリアした人に付与されたりするもの。たとえば、甲子園球場をテーマにしたミッションを作るのならば、甲子園球場そのものをモチーフにメダルを作りたいところだが、筆者にはイラストを書き上げるような力がない。そこで写真を撮ってメダルにしよう! と思いついたはいいが、そのままでは何だか味気ない。そこで試しに画像加工アプリを使ってみたのだが、サードパーティのアプリに手を出す前に気に行ったのが「フォト」の加工機能だったというわけ。

最近はこんな仕上がりにしている(この写真を使ったミッションはまだ作っていません)

 筆者の場合は、撮影時に正方形で写真を撮る、あるいは「フォト」で正方形に切り取ってから、HDR効果、彩度アップ、周辺のぼかし……といった手順を踏むことが多い。HDRを効かせすぎた写真を好まない人もいるだろうが、そこはまぁ、人それぞれということでひとつ。個人的には、街に溶け込んでいた風景を切り出して、ドラマチックな表情を強めることが、なんだか「The world around you is not what it seems.(あなたを取り巻く世界は、その目に捉えたままではない)」というテーマを掲げて、これまで気付かなかった周囲を発見する「Ingress」にマッチしていると感じている。さらに言えば、「フォト」が標準アプリというのも面倒さが軽減され、好印象なポイントの1つ。

 また写真自体の撮影も、オブジェや建物だけを切り取りたくても、場合によっては人や車が写り込んでしまうこともある。そこは「GALAXY S5 Active」のカメラ機能にある「ショット&エフェクト」で撮影してみる。すると動いた物体を見つけ出して、写真から削除する「消しゴム」機能によって、写り込んだ人・クルマをなかったことにしてしまえる、というわけだ。

消しゴム機能で……
写り込んだ人も
消せちゃう

 ミッションをいざ作ろうと考えると、歴史的な場所を訪れるよう案内するなど、その場所に応じた何らかのテーマを探したくなる。そこでそのテーマにあった写真も、どこを撮影するか、どういう写真にするか考えながら撮影することになってきた。あなたも世界の異なる面を切り出すエージェントになって、他の人たちに新たな道を示してみる、というのはいかがだろうか。