みんなのケータイ

 先月、テレビを買い替えた。全国一斉地デジ化から、もう3年以上経ったが、筆者の自宅の29型テレビは地デジ対応のはずだが、なぜか受信設定がうまくいかず、ケーブルテレビの「デジアナ変換」で視聴していた。そのデジアナ変換サービスも、まもなく2015年3月に終了となるため、42型フルHDのテレビを購入した次第だ。

 いや~、テレビは大きいほうがいいですね。思い切って、もっと画面がでかい4K対応モデルにしてもよかったかなぁと思ったり……。

 新しいテレビの用途として、最も使っているのは「AirPlay」。筆者はテレビにApple TVをつなげているのだが、iPhoneに入っている写真や動画、「YouTube」「Youku」などのウェブ動画などを大画面に出力して楽しんでいる。Apple TVのリモコンを使っても、iTunes Storeで購入したビデオや「YouTube」などを検索できるのだが、やはりiPhoneから操作できる「AirPlay」の簡単さ、快適さは手放せない。

トップ画面に作成した「マイ動画」が表示され、選択して再生・編集が可能。新規作成の場合はビデオのアイコンをタップする

 加えて、最近楽しんでいるのが、iPhoneでビデオというかスライドショーを作ること。使っているのは「RePlayビデオエディタ」(無料)というアプリ。ビデオに取り込みたい写真や動画を選んで、テーマや音楽などを選ぶと、あっという間にオリジナルビデオができるという便利なアプリだ。

 これまで、ビデオ編集には「iMovie」や「Magisto」を使っていたのだが、前者には「凝った編集ができるが、ついつい細かい部分にまでこだわってしまって時間がかかる」、後者には「簡単に作成できるが、自身で編集できることが少ない」と、それぞれ不満を感じる部分があった。この「Replay」は、両者の“いいところ取り”というか、「アプリまかせでも、かなりいい感じのビデオに仕上がり、自分なりのカスタマイズも可能」というところが気に入っている。

 完成したビデオは、「YouTube」やSNSにアップロードすることもでき、「カメラロード」に保存することも可能。カメラロールに保存したビデオの情報をチェックしてみたところ、ファイル形式は.m4v(コーデックはH.264、AAC)、解像度は1280×720、サイズは約1分(静止画が30枚くらい入る)で24MB程度だった。パソコンに移したり、クラウドにアップロードしたりするにも扱いやすいと思う。

 「Replay」とAirPlayを使えば、自分で撮った写真でオリジナルビデオを作り、それをテレビの大画面で見るといったことが、ほんの数分でできてしまう。ビデオ編集の知識が皆無でも、クリエーターになった気分を味わえること請け合いだ。

iPhoneに保存してある写真や動画をタップして選択するだけで、音楽付きのビデオが自動生成される
「スタイル」を選択すると、エフェクトやBGMが変わる。有料のスタイルもあるが、無料のものだけでも十分に楽しめる
プレビューを見てから、焦点を設定したり、サブタイトルを追加したり、といった編集も行える
アプリでプレビューしたイメージ
「馴れ馴れしすぎる」と入力したのだが……。稀にこんなバグもある
筆者は使っていないが、Instagramに投稿するビデオ作成にも役立つ
完成したビデオは、SNSなどでシェアでき、カメラロールへの保存も可能
AirPlayで42型のテレビ画面に出力しても、納得の画質で楽しめる