みんなのケータイ

isai FLの特徴でもある背面設置型の音量キー

 isai FLには「ショートカットキー」という機能があります。文字面だけではちょっと想像しにくいですが、これをオンにしておくと、端末スリープ中に音量ボタンを長押ししたときに、カメラもしくはQメモ+(手書き対応のメモ機能)が起動するようになります。

 起動する機能はカスタマイズできず、音量アップ長押しでQメモ+、音量ダウン長押しでカメラ(端末標準のカメラアプリ)に固定されています。設定でオン/オフできるのは、あくまでもショートカット機能を有効化するかどうかだけ。

 ただし、ショートカットキーは暗証番号などによる画面ロックがかかっていても機能します。暗証番号入力待ち画面ではなく、画面が完全に暗転している状態から長押しするだけで起動。撮影画像を再生する、あるいはQメモ+の内容を保存する段になって初めて、ロック解除が求められます。

「ショートカットキー」の設定画面。呼び出し機能の入れ替えは不可
Qメモ+は起動と同時に手書き入力が可能に。内容を保存するときに初めてロック解除が求められます

 私自身の利用シーンを鑑みますと、やはりカメラ起動ショートカットは重宝しています。特に散歩中ですね。寺社仏閣の写真を撮ったり、偶然見つけたバス停の行き先や時刻表をメモ代わりに撮影する……なんて事が比較的多いです。

 なお、ショートカットキーでカメラを直接起動した際、シャッターは何回でも切れますが、画面右上角のサムネイル表示は一時的に無効化されています。本来サムネイルが表示される部分には南京錠のアイコンが表示され、そこをタップするとロック解除認証画面に遷移します。このあたりはセキュリティの都合でしょう。

通常のカメラ撮影画面。右上には、直近に撮影した写真のサムネイルが表示されている
こちらはショートカットキーで起動した際のカメラ画面。サムネイル表示が南京錠アイコンに差し替わっている。ただし、撮影は何枚でも連続実行できる
マナーモードを切り替えるには、電源ボタン長押しでこの画面を呼び出すか、通知パネルで操作するくらいしか手がない。音量ボタン長押しでトグルでできたらいいのに!

 このように、isai FLでは端末側面の物理ボタン長押しで起動する機能は固定されていますが、個人的にはマナーモードの切り換えがしたいところです。現状ですと「端末を持つ→電源ボタン長押し→画面を見て該当の場所をタップ」という手順をとらないといけませんが、長押しで切り換えられれば1アクション減らせます。もしかしたら、ポケットやかばんの中に端末を入れておいて、手探りだけで操作できるかもしれません。

 物理ボタン長押しによるマナーモード切り換えは、フィーチャーフォン全盛時代には結構当たり前の機能だったように思います。それがあまりないと言うことは……意外と実装が難しいのでしょうか? 今後、isai FL以外のスマートフォンを触る機会があったら、色々調べてみたいと思います。