みんなのケータイ

 4月にちょっと気になるスマホ用アクセサリーが発表された。キングジムの「デジタルまいごひも」である。ちょっと目を離すと、どこに行ったか分からなくなる小2男子の父親として、これは気になる。というわけで、5月15日に発売されたばかりの同製品を我がisai VL LGV31との組み合わせで試してみた。

 デバイスとしては、いわゆる“Bluetoothタグ”と基本的な部分は同じである。これまで発売されたBluetoothタグのほとんどが物に取り付けて紛失や盗難を抑制しようというコンセプトだったのに対し、「デジタルまいごひも」の場合は、ひと時も目が離せない、アクティブシニアならぬアクティブジュニアに身に着けさせることで迷子になるのを抑制しようという狙いである。

起動画面(機能説明)
近くにいる場合
少し離れた場合
Bluetooth圏外になった場合
設定画面

 まさに発想の転換。似たようなアイデアはNTTドコモの「ドコッチ」でも採用されているが、その簡易版とでも言えばよいだろうか。Bluetoothの圏外になった際に、親のスマホと「デジタルまいごひも」の双方で警告音を鳴らしてくれる。

 で、実際どうなのかというと、時折すぐ隣にいるのに警告音が鳴る場合もあるものの、概ね期待通りの振る舞いで迷子を抑制できそうだ。と言いきってしまいたいところだが、近所のスーパーマーケットでわざと筆者から離れて警告音を鳴らして遊び始める始末で、子育ての難しさを実感する結果となった。まったく、誰に似たのか……。

パッケージにはストラップが付属
カバー(ループ)は着せ替えられる