みんなのケータイ

 ドコモの冬モデルが発表されましたが、あいにくハイエンドのGalaxyシリーズは含まれておりませんでした。スペック的にも「Galaxy S6 edge」は、まだまだまだまだ一線級の機種であることに変わりなく、ラインアップとしてもその位置付けのまま、冬を迎えることになりました。

 と、業界ウォッチャー的視点はさておき、使い始めた夏から、いよいよ秋を迎えた「Galaxy S6 edge」の一番大きな特徴といえばエッジスクリーン。全体的なフォルムがほぼ同じようなものばかり、となるスマートフォンのなかでも、一線を画すシルエットを演出している曲面のディスプレイは、人に見せると「なにこれ!」と驚いてくれるシロモノ。先だっては、グッドデザイン賞の「グッドデザイン・ベスト 100」に選ばれたらしい。

 ただ、そのあと続けて「で、これ、どう使うの?」と問われると、夜間に便利な「ナイトクロック」を紹介できたものの、それでそれで? と好奇心に燃える質問には、ちょっと答えに窮してしまった。もちろん、よく連絡する相手をすぐに呼び出せる「People Edge」はいい機能なのですが、個人的にメインのコミュニケーションツールであるLINEやハングアウトとは連携していないので、それまで役立つ場面がなかった。このあたり、海外で発表された「Galaxy S6 edge+」に搭載されるアプリランチャー「App Edge」であれば、どんどん使うことになりそう。S6 edgeでも利用できるようになるといいなあ。

 このほかエッジスクリーンでは「情報ストリーム」という機能もあって、Twitterで話題のワードなども調べられる。これも良いのですが、Android 5.0では各種通知がロック画面上に表示されるようになったこともあってか、通知バーへのアクセス頻度のほうが圧倒的に多くてですね、エッジスクリーンからのアクセスという心理的な導線がなかなか確立されなかった、というのがこの3カ月ほどの感想でもあります。

 機能的にはまだ進化の余地があるのかも? と思えるエッジスクリーンですが、なにより手に持ったときの薄さ、全体的なフォルムといった手触りや、広がり感のあるディスプレイ表示などはまだまだ新しさを感じさせてくれる仕上がり。そんなところは、他のスマホにはあまりない体験と言えそうです。