みんなのケータイ

Android Wearが、Android端末でもiPhoneでも使えるように

 IFA 2015が過ぎ、iPhoneの発売も終わり、あとは各キャリアの冬春モデルの発売というこの頃。もう10月とか信じられません。今年はIFA 2015に行けなかったので、どんなものがお披露目されていたっけな、と改めてスマートウォッチ関連の記事を見直していました。

 そこで1つ見落としていた記事がありました。

 実はワタクシ、Apple Watchの登場で、Android Wear端末による通知の心地よさ、Google Nowのおせっかいぶりを見直しておりました。Apple Watchもすばらしいのですが、iPhoneでもGoogle Nowが使えたら、Apple Watchでもあんな感じで通知が受けられたら面白いだろうなと思っていたのです。そしたら、Android WearとGoogle NowがiPhoneに対応したのでした。

 初代ZenWatchとの組み合わせでとりあえず確認してみようと試したら、なんと接続できました。iPhone 6sでZenWatchが使えるようになりました!

 ZenWatchを初期化し、App StoreでAndroid WearとGoogle Nowをダウンロード。あとは、Android Wearを起動して、画面の指示に従ってペアリングするだけです。筆者の環境では再接続がうまくいかない問題があるみたいですが、そんなときは最初からペアリングしなおしています。

アプリ「Android Wear」を起動し、指示に従うだけ
iPhone 6sとZenWatchのペアリングが完了
新たなウォッチフェイスも入手できるらしい
iOS版Google Now

 気になる使用感ですが、概ねAndroid端末と変わらないようです。ただ、ネイティブではないだけあって、できないこともありますね。Android端末の場合、Android Wearの通知から直接記事が開けたのですが、iPhoneでは連携しないようです。メールも通知で読めるのは一部。着信通知はあっても通話はできません。LINEも返信したりスタンプを返したりはできないようです。

iPhone 6sからの通知をカード式で表示します
着信もしっかりわかります

 そんなこんなで細かい使用感はやはりAndroid端末に軍配があがりますが、時計を見ていないときでもフェイスは表示されていますし、はずした状態でも通知がくれば画面に表示されるので、時計としても結構使えます。

 機種変更でAndroidとiPhoneを行ったり来たりするケースもあると思いますが、そのときにどちらでも使えるというのは非常にありがたいです。最近iPhoneに機種変更した、というユーザーも資産が生かせて安心ですね。また、iPhoneユーザーだけどApple Watchには手がでないなという方でも、2万円前後でスマートウォッチを楽しめるわけです。

 今年のIFAでは見た目にも魅力的なスマートウォッチが多数登場していましたが、だいぶ手の届きにくい価格になってきたのが気になってました。でもこれでもうしばらくZenWatchとすごせるかな? と思っているところです。バッテリー持ちを考えると、最新のZenWatch 2がいいのかなーなんて思ったりもするんですけどね。