みんなのケータイ

 9月に各社から発売されたiPhone 6sとiPhone 6s Plus。今年もインプレスのできるシリーズで「できるポケット iPhone 6s 基本&活用ワザ100」「できるポケット iPhone 6s Plus 基本&活用ワザ100」をぞれぞれのキャリア別に合計6冊、制作した。すでに書店に並んでいるはずなので、興味のある方はご覧いただきたい。

できるポケット iPhone 6s 基本&活用ワザ100(Amazonで購入)
できるポケット iPhone 6s Plus 基本&活用ワザ100(Amazonで購入)

 今年は7月にWindows 10がリリースされたこともあって、ほとんどお休みを取ることができなかったので、10月末に久しぶりに家族といっしょにバンコクに出かけてみた。

 過去にも何度か、本コーナーで取り上げているけど、バンコクは旅行者向けのプリペイドSIMが空港で購入できることもあり、モバイルをもっとも活用しやすいエリアだと感じている。バンコクには2つの空港があり、ボクがいつも利用しているのはスワンナプーム空港。今回は早朝に到着する便を選んだけど、当日は1時間近く早くバンコクに到着。いつもは大行列の入国手続きのカウンターもガラガラで、あっさりと通過することができ、5時台には出発ロビーに出ることができた。ちなみに、いつもは出発ロビーに出るのが7時台になることが多いので、2時間近くは得した計算。

 空港の到着ロビーに出ると、レンタカーや両替のカウンターなどと共に、プリペイドSIMカードのカウンターが並んでいる。これまでも利用してきているけど、キャリアとしては「AIS」「dtac」「TrueMove」があり、それぞれのカウンターで「Tourist SIM」を購入することができる。事前に、本コーナーでもおなじみの島田純氏のブログ「shimajiro@mobiler」で「dtac」と「TrueMove」がLTE対応のプリペイドSIMカードを販売していることを確認していたので、迷わずに2社のカウンターへ。今回は滞在期間が実質4日間と短いので、7日間のプランを選択したが、両社とも約300バーツ(約1000円)で、約1.5GBまで使うことができるという内容だった。

dtacのプリペイドSIMカードを申し込み、iPhoneで無事に開通。しばらくすると、アンテナピクトの表示が「3G」から「4G」に切り替わった
TrueMoveのプリペイドSIMカードを申し込み、ZenFone 2で無事に開通。こちらも快適に使うことができた

 手続きはいつものことなので、もう慣れているが、元のSIMカード(なくさないように注意!)を取り外し、カウンターのスタッフに手渡すだけ。今回はdtacのカウンターで自分のiPhone 6s Plusと家族のiPhone 6s(いずれもSIMフリー)、TrueMoveのカウンターでASUS ZenFone 2を渡したが、いずれも日本語表示のまま、手際良くセットアップしてくれた。ちなみに、2人ともSIMフリー版のiPhoneを利用しているのは、普段、メインに利用しているAndroidスマートフォンはデータローミングをOFFのままで使い、iPhoneは日本国内キャリアと契約しつつ、端末のみをSIMフリー版に入れ替え(もしくはSIMフリー化でもかまわないが……)、海外渡航時は現地のプリペイドSIMカードに差し替えて使おうという考えだ。

 今回も滞在はバンコク市内が中心だったが、日本国内の都市部のように、ほとんど4G LTEをつかんだままというほどではないものの、ときどき3Gに切り替わるくらいで、かなり安定して、通信も通話も利用することができた。また、いずれの携帯電話事業者も電話アプリでダイヤルして、SMSなどで残高照会やデータ通信量の残量照会ができるのも便利だ。タイの場合、通常はタイ語でSMSが送られてくるが、Google翻訳で翻訳すれば分かるし、事業者によっては英語での照会メニューが用意されていることもあるので、文字がまったく読めない国と地域の中でも少しは安心して使える印象だ。

 かなり遅めの“夏休み”を終え、無事に帰国した後、今度は取材でソウルに出かけることになった。ソウル滞在時の通信環境については、これまで到着ロビーのカウンターでモバイルWi-Fiルーターをレンタルするスタイルが一般的だったが、空港でのプリペイドSIMカードの販売が始まったとのことで、こちらを試してみることにした。

 今回、到着したソウルの空港は金浦空港で、到着ロビーの上のフロア(出発ロビー)にあるセブン-イレブンでプリペイドSIMカードが販売されているという。ひと足先に出発ロビーに出ていた湯野編集長に場所を聞き、セブン-イレブンへ。ひと通り、展開を見回したところ、プリペイドSIMカードの展示はおろか、販売の貼り紙などもないため、ちょっと不安になったが、カウンターの店員さんに話しかけたところ、カウンター内にあることがわかり、無事に購入できた。購入したプリペイドSIMカードはKTの「Kt M Mobile」というプリペイドSIMカードで、microSIMカードとnanoSIMカードがあったので、iPhoneで使うためにnanoSIMカードを購入。ただ、なぜか容量は1GBのものになってしまった。2日しかいないのに……。お値段は約1万4000ウォン(約1500円)だったけど、モバイルデータ通信は3Gのみだった。

 アクティベーションについてはオンラインサインアップのような形式で、メールアドレスやパスポート番号、パッケージに含まれるSIMカードの情報などを入力し、パスポートの写真をアップロードするという流れ。ただ、オンラインサインアップ時のインターネット接続は別途、必要なので、通常であれば、空港のFREE Wi-Fiを使う。今回は到着後、すぐに移動してしまったため、一緒に移動していた石川温氏のスマートフォン(Project-Fiでインターネット接続)のテザリングを一時的に借りて、サインアップを行った。

 付属の説明書によると、オンラインサインアップの完了後、1時間ほどで使えるようになるとのことだったが、30分くらい経った後、電源を入れ直したりしていたら、あっさりとつながるようになってしまった。通信速度については3Gのみということで、遅さを心配していたが、確かに国内でLTEよりは遅いものの、それほどストレスがたまるレベルではなかった。

石川氏にWi-Fi接続をお借りして、KT M Mobileにオンラインサインアップ。できれば、空港にいる間に済ませておきたいけど……
アクティベーションが完了したので、iPhone 6s Plusに装着。3Gのみの接続だったが、テザリングなども使うことができた

 データ通信量は2日間で1GBなので、残量を気にすることはなかったが、Kt M Mobileで気になったのが残高やデータ通信量の残量の照会。残念ながら、いずれもメニューが用意されていないようで、端末側でチェックするしかないようだ。今後、もっと使いやすくなってくれることを期待したい。

 それはそうと、国内で販売されている訪日旅行者向けのプリペイドSIMカードって、こういうところの対応はどうなっているんでしょう? ちょっと気になりますね。