みんなのケータイ

今回紹介するのはエプソンの「スマホでカラリオ年賀2016」。ブラザーなども同様のアプリをリリースしているので、チェックしてみてください

 いつもはisai FLの独自機能を中心にご紹介していますが、今回は番外編的に汎用アプリの話題などを1つ。年末が近いので、年賀状を編集・印刷できるスマホアプリの状況を調べてみました。

 年賀状アプリの傾向はおおまかに分けると2つ。まずは印刷会社系のアプリです。スマホ上で作った印刷データを業者へ送信し、代わりに印刷してもらうというもの。高品質ですが、多少納期がかかります。

 もう1つがプリンターメーカー系のアプリ。自宅や仕事場にあるプリンターで直接印刷するので、そのできばえをすぐ確認できます(もちろんプリンターをお持ちでなければダメですが……)。今回はこちらをメインに取り上げます。

 我が家で使っているエプソン製プリンター用には「スマホでカラリオ年賀2016」という無料アプリがリリースされています。数年前から改版が続けられており、今年のバージョンではついに宛名印刷に対応。実用性がグッと向上しました。

基本的にはテンプレートを選び、写真などをはめ込んでいくだけ
最大のポイントは宛名印刷が可能になったこと。別アプリをインストールする必要もありません

 操作法は、PCの年賀状印刷ソフトを一度でも使ったことがある方なら、恐らく迷わないでしょう。写真入り年賀状のデザインもテンプレートを選んで作れますし、イラスト主体の年賀状もいけます。

試しに作った文面。手持ちの写真(ここでは花畑)、手書き入力、さらには文章も入れられます

 さて新機能の宛名印刷は、1件1件データを手入力してもOKですが、スマホに保存された電話帳データを読み込むこともできます。同期ではなく、あくまでも読み込みなのが個人的には良いと思いました。年賀状の住所録は年に1回しか使いませんし……。

 利用にあたってはプリンターやインクが当然必要ですが、無料アプリでここまでできるのは本当にスゴイです。100枚単位で年賀状を印刷する方はともかく、仲のよい友達宛に4~5枚だけ作ってみたいという方にはピッタリでしょう。

フォントや色の変更が可能。縦書きもOK
データの保存ができます

 もちろん、有料の市販アプリと比べて収録済みテンプレート・デザインが少な目ではあります。とはいえ、ここ数年の技術進歩を考えると、来年あたりからは追加コンテンツ的に販売するとか、いろいろな発展の可能性があると思います。

 今回はエプソンのアプリを紹介しましたが、ブラザーの「Brother 年賀状プリント」でも文面・宛名印刷が可能です。また、キヤノンは日本郵便の「はがきデザインキット 2016」をオススメしていますが、こちらは文面印刷のみ(宛名印刷非対応)とのこと。ご自宅のプリンターに合わせて、使ってみてください。