みんなのケータイ

SIMフリーの16GBモデルを購入。ボディカラーは「アイス」を即決!

 SIMフリー版の「Nexus 5X」を買いました。昨年発売されたNexus 6は購入を見送ったので、Nexus端末の購入は、Nexus 5を買って以来の2年ぶり。個人的に、Nexus 5は使っていて飽きがこない「名機」だと思っています。この仕事をしていなければ、いまでも不満なく使い続けていたかもしれません。ですが、5Xには指紋センサーが付いています! 画面も大きくなりました! LTE-Advancedに対応するなど、細かい部分も着実に進化しています。同じLGエレクトロニクス製なので、操作感の面でも安心できそうです。というのが、購入を決めた理由です。

 今回は、Nexus 5Xを使い始めて3週間ほど経った現在の、率直な感想を書かせていただこうと思います。

 Nexus 5Xの最大の利点は「いち早くAndroidの最新OSを使えること」と言っていいでしょう。Android 6.0(Marshmallow)の新機能で個人的に最も注目していたのが「Now on Tap」。画面に地名や人名、映画のタイトルなどが表示されているときに、ホームボタンを長押しすると、ダイレクトにGoogle検索に進めるというショートカット機能です。

 このNow on Tap、とっても便利です。TwitterやFacebookを見ていて、気になるキーワードがあった場合に、従来はブラウザを起動して、そのキーワードを検索したりしていたのですが、その手間がなくなりました。個人的には、観に行こうかなぁと考えている演劇の情報を調べたりする際に役立っています。演出家や出演者の名前がヒットして、その人が紹介されているWebページはもちろん、TwitterやYouTubeにもジャンプできるんですよ。なんといっても操作が簡単なのが魅力。ただ長押しするだけですからね。Now on Tapは、誰でも気軽に使える機能として、Google Nowよりも普及するのではないかと思います。

いまのところ、Now on TapはTwitterを見ているときに多用
映画だけでなく、演劇の情報を掘り下げて調べたいときにも重宝
指紋センサーの使い勝手は◎

 指紋センサーもいい感じです。指紋認証は、いまやスマホの標準機能になりつつあり、Nexusへの搭載は「ようやく」と言っていいでしょう。されど「後発なだけに完成度は高い」という印象を受けました。センサーは、富士通製のarrowsと同じように背面に搭載されています。arrowsでは、カチッと押して画面をオンにし、なぞってロックを解除するという仕様ですが、Nexus 5Xではセンサーに指をあてるだけでロックを解除できます。めっちゃ速いです。スクリーンロックの状態の端末を手に取ると、人差し指が自ずとセンサーに触れます。それだけで瞬時にロックが解除された画面がオンになるんです。1秒もかからない感覚です。

この表示が出るので、なおさら速く感じるのかもしれないが……

 USB端子がType-Cになったことも新しいNexusの特徴です。実は、これは個人的にはさほどメリットはないように思っていました。筆者が使っているパソコンにはType-Cの端子はないし、別途ケーブルか変換アダプタを購入しないと、モバイルバッテリーも使えないですからね。ですが、使ってみてから、大きなメリットを発見しました。充電が速いんです! 同梱のACアダプターを使って充電すると、画面に「急速充電中」と表示され、しばらくすると「フル充電まで○分」といった表示が出ます。きっちり計測はしていませんが、毎朝、起きてから家を出るまでの小1時間ほどでフル充電できています。

メールやツイートは片手でできる

 本体サイズは、Nexus 5よりもひと回り大きくなりましたが、わずかに薄くなったためか、持ちやすさは変わりません。5.2インチの「そこそこ大画面」と呼べるサイズですが、文字入力は片手でもできます。筆者はアイス(水色)を購入しましたが、背面パネルのさらりとした触感も気に入っています。指先は滑りにくく、かといって吸い付くこともなく、指紋も付きにくく。スマホって、1日に何度も手にするものですし、背面パネルの質感って大事だと思うんですよね。

 というわけで、いまのところ、使い勝手は★★★★☆という評価。星が1つ足らない理由については、また後日話させてください。