みんなのケータイ

Mobile World Congress 2016での取材の相棒となったarrows M02

 スペイン・バルセロナで開催された「Mobile World Congress 2016」。毎年どの端末を持ち込んで使用するか悩ましいところだが、今年は巷での評価が高い富士通のSIMロックフリー端末「arrows M02」を使うことにした。

 まずは端末の調達なのだが、都内の大手家電量販店で購入。キャリア端末の場合、料金プランをどうするだの、重要事項説明がどうだのと確認が多く、百歩譲ってそこまではいいとして、さらに自宅の固定回線の状況確認やmicroSDカードなどのアクセサリー類の購入意向確認など、無駄に拘束時間が長くなる傾向がある。これに対し、arrows M02の場合、店員に在庫を確認し、支払いカウンターに行って支払うだけ。キャリア端末の購入もこれくらいに簡素化できないものかと思う。

 ちなみに、昨今のコンパクトなスマホのパッケージに比べると、箱の大きさにびっくりしたが、充電用のクレードルが同梱されているということで納得。microUSB端子はキャップ付きだが、このクレードルのおかげで日々の充電はさほど苦にならない。このあたりは国内メーカーらしい気配りだ。

 そして、いざバルセロナ。現地でプリペイドSIMカードを調達しようと市内のVodafoneショップを訪れたところ、一足先に2GBのプリペイドSIMカードを入手した女性ライター勢とすれ違った。番号札を取り、自分の番が来て、同じく2GBのものを買おうとしたところ、タッチの差で売り切れとのこと。仕方なく1.5GBのものを15ユーロで購入した。APNの設定はショップのお姉さんにお願いし、サクッと通信可能な状態になった。

 1週間の滞在中、Wi-Fi環境下にいることも多く、結局、データ通信は400MB程度しか利用しなかったが、現地での音声通話も国際ローミング時の着信料を気にすることなく利用でき、15ユーロの価値は十分にあった。

arrows M02で撮影