みんなのケータイ

9.7インチiPad ProとiPhone SE

 3月末発売のiPhone SEと9.7インチiPad Proは、当然のごとく両方購入した。

 筆者は仕事で使うこともあり、iOSデバイスはほぼ購入している。iPhone SEについては、「できるポケット iPhone SE 基本&活用ワザ100」のドコモ版au版ソフトバンク版、3つの書籍の制作が進行中なので、iPhone初心者でiPhone SEを購入された方には、是非ともこちらの書籍もお買い求めいただきたい(宣伝)。

iPhone SE

 買ったモデルのほとんどは、検証などのために1台ずつ手元に残している。古いモデルは電源オフ状態で保管しているが、それでも10台のiOSデバイスが電源投入状態で稼働中だ。

 10台はさすがに多すぎると思うものの、それぞれ別々の用途で使うため、なかなか減らせない。それどころか今回発売されたのは従来モデルの後継ではなく、別サイズのバリエーションモデルなので、単純な置き換えができず、以前よりも稼働数が増えてしまったりしている。

 まず新しく買ったiPhone SEは、メインのau回線を入れ、メインのスマホとして使っている。わたしは「スマホは絶対片手で使いたいマン」なので、片手で難なく操作できる4インチiPhoneは待望の1台だった。

3つのサイズのiPhone

 これまでiPhone 5s→iPhone 6→iPhone 6sと使ってきたので、4.7インチiPhoneにもだいぶ慣れていて、4インチだと画面の情報量が少ないと感じる場面もあるが、しかし片手で画面全体を難なくタッチできる便利さが上回っている印象だ。ジーンズの前ポケットなど、ちょっと小さめのポケットにも収まりやすいのも良い。

 これまでメインに使っていたiPhone 6sと、もともと検証用に稼働していたiPhone 6s Plusは、それぞれドコモ/ソフトバンクのiPhone検証のために、電源と回線の入った状態で維持している。両方ともロック解除済みなので、必要に応じてSIMカードを挿し替えたりもしている。

 iPhone SEと同時に買った9.7インチiPad Proは、外出先で作業が必要なときに活用している。持ち歩く機会としてはiPad mini 4の方が多いが、Apple Pencilやキーボードが必要な作業のときは、9.7インチiPad Proの出番だ。

9.7インチiPad Pro。キーボードカバーはやや重たいので、作業中は外していることが多い

 とくに書籍の校正作業では、Apple Pencilが使いやすく、iPad Proはほかでは代用できない作業ツールだ。前述の「できるポケット iPhone SE 基本&活用ワザ100」の校正作業においても大活躍している。

 12.9インチiPad Proも持っているが、12.9インチはA4に近い表示領域があるため、9.7インチよりも作業がしやすく、単純に12.9インチを9.7インチで置き換えることはできない。しかし12.9インチは大きさに難があり、持ち出すときはカバンを選んでしまうので、外出先で作業をするときは、9.7インチiPad Proが有利となる。やや贅沢だが、自宅内と外出先で2台のiPad Proを使い分けしている状態だ。

 12.9インチiPad Proは、普段はPCディスプレイの下に設置し、各種動画視聴にも使っている。Wi-Fi経由で使える地デジチューナーがあるので、テレビ視聴にも使うし、ニコニコ動画やYouTubeなどの動画配信視聴にも使っている。やはり映像コンテンツは画面が大きい方が見やすい。

トイレ設置の第3世代iPad。さすがにアプリ動作が重たいが、旧iPad向けウォールマウント(Belkin製)の完成度が高く、Airに移行できていない

 ほかにはiPad Air、iPad Air2、第3世代iPad、iPad mini 2を、それぞれタブレット用アームなどでベッド、ゲーム用PC、トイレ、仕事デスクに固定して利用している。合計すると我が家では7台のiPadが稼働している状態だ。

 動画や電子書籍、SNS、メール、ニュースや株価表示のチェック、Webの調べ物などなど、さまざまなアプリに自宅内のどこからでもアクセスできるというのは非常に便利で、これらがある生活にすっかり慣れてしまった。

 iPadはタブレットとしても安くはなく、筆者のように毎モデル購入していると馬鹿にならない出費となり、それらを一人で使うというのは、非常に贅沢な使い方だとも思っている。しかし毎モデル購入していても、我が家の第3世代iPad(2012年春発売)のように4年以上も使い続ければ、十分に元が取れて「安い買い物」と胸をはっても言えるのかもしれない。