みんなのケータイ

さて、どれを使うと幸せになれるのか

 ムレるほど大量の活動量計を両腕に巻き付けているというのに、自らの質量増加をなかなか阻止することができません。これが中年というものなのかと感心している場合ではありません。本当にまずい。少しでも代謝を上げなくては!

 そこで筋力の強化に努めることにしました。やるのは両腕の肘をついて腕立て伏せのような体勢をキープする「プランク」というものです。体幹の筋肉を強化することができるらしいです。腰が上にあがらないように、体はまっすぐになるように維持するのですが、これが結構大変。最初は20秒がやっとという感じでした。

 徐々に維持時間を延ばしていくのですが、そろそろタイマーが欲しくなってきました。20秒なら自分でカウントできるのですが、30秒を過ぎるころからぷるぷるしてきて、カウントどころではなくなってくるからです。これを1分30秒だ、2分だとやるのは面倒。どうせならタイマー機能がついたスマートウォッチを活用したい。手首についているし、音声で指示したほうがスマホを使わずに済んで楽だろう、と思ったのですが、なかなかうまいこといきませんね。

 まずApple Watchですが、Siriさんは60秒以上を秒だけで指示できませんでした。たとえば「Hey Siri 90秒 タイマー」というと「9 10秒」と認識するため、セットできないのです。これは素直に1分30秒と言い換えることでクリアできるのですが、何よりもすぐ画面が暗くなってしまうのが困る。タイマーを作動させるとすぐ画面が暗くなり、あとは時間がくるまで真っ暗。プランクは肘をついたままなので腕は動かしません。辛いとき残り何秒かが心の支えになりますが、見えないのでそれができないわけです。Apple Watchはつり革につかまっているとき時間を確認できませんが、プランクも同じでした。

せっかくタイマーを作動させても、作動中にこの通り画面が真っ暗
終わると教えてくれますが……見たいのはその過程でした

 続いてのAndroid Wearは、iPhoneにつないでいるASUSのZenWatchです。こちらは「OK Google 90秒 タイマー」で無事作動させられました。画面も真っ暗にはなりませんでした。しかし、時計は表示されるものの、肝心のタイマーがすぐ隠れてしまいました。残念!

Android Wearには90秒が通じました
タイマーがスタートすると、このような小さな表示になり……
あう! タイマーだけ消えてしまった!
時間がくると経過時間付きで教えてくれます

 手動でタイマーを設定すれば、しっかり表示し続けることはわかりました。手動なら音声認識は不要なので、スマートフォンと接続してなくても使えます。でも、プランクの体勢に入ってから手でスタートさせるのは辛いので、腕から外してマットの上において……これじゃスマートフォンでやったほうがいいじゃないか(笑)。「プランク」の体勢は特殊かもしれませんが、意外と不便なので驚いてしまったのでした。

Android Wearは、手動で1秒単位で設定できますね。でも指定するのがちょっと面倒くさい
手動なら時間を表示し続けるようです

 スマートウォッチを使ったタイマー、音声認識から実際にスタートするまで、誤認識の訂正含め少々待ち時間があります。手動でも、時間の指定に時間がかかります。電卓のような画面のほうが早いのでは。せめてもうちょっとサクサクできたら嬉しいなあ……。